デカすぎて運転がしづらくないか?
車両重量は2700㎏を超えるが、2.8Lクリーンディーゼルターボはパワー不足を感じない。
1500回転以下でもディーゼルターボに多い駆動力の落ち込みはなく、3900回転まで滑らかに回る。車内はとても静かで、ディーゼルを意識させない。
ボディが重く高重心だから、一般的には操舵感を鈍く設定して安定を図るが、グランエースは自然に回り込む。
リアサスのスプリングを海外版ハイエースのリーフからコイルに変えた効果もあり、挙動の変化は穏やか。前輪の最大切れ角は45度に達して、最小回転半径を5.6mに抑えた。
大柄でも運転が難しい印象はない。そして乗り心地は柔軟だ。指定空気圧が前輪300kPa、後輪350kPaと高く、低速域では微振動を生じるが速度が高まると快適になる。
アル/ヴェルは豪華なミニバンだが、3列目は荷室に使う格納機能を重視したから、1/2列目に比べて座り心地が大幅に下がる。
6名の快適な移動には2台の車両が必要だ。その点でグランエースプレミアムは、2/3列目はVIP待遇で1列目の座り心地もいい。6名の移動は超絶的に快適大満足だ。
顔付きに関しては、オラオラ度はアルファードに軍配は上がるが、威風堂々とした佇まい、それでいて上品さも併せ持つ面構えに圧倒される。新しい需要を開拓するだろう。
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