トヨタ 新型グランエースは究極のVIPカーなのか!? オラオラ度はアルファードより上?

デカすぎて運転がしづらくないか? 

車重が2740kg~2770㎏のため、鈍重のような印象だが運転が難しい印象は受けなかったという
車重が2740kg~2770㎏のため、鈍重のような印象だが運転が難しい印象は受けなかったという

 車両重量は2700㎏を超えるが、2.8Lクリーンディーゼルターボはパワー不足を感じない。

 1500回転以下でもディーゼルターボに多い駆動力の落ち込みはなく、3900回転まで滑らかに回る。車内はとても静かで、ディーゼルを意識させない。

 ボディが重く高重心だから、一般的には操舵感を鈍く設定して安定を図るが、グランエースは自然に回り込む。

 リアサスのスプリングを海外版ハイエースのリーフからコイルに変えた効果もあり、挙動の変化は穏やか。前輪の最大切れ角は45度に達して、最小回転半径を5.6mに抑えた。

専用開発の高剛性リアサスペンション。開発を担当したトヨタ車体の開発陣が徹底的にこだわったのが上質な乗り心地と乗用車に近い操縦性だという。8人乗ると3210㎏にもなる重たい車体に対応するため、アンダーボディはサイドメンバーをストレートに通す構造とするとともに、アッパーボディは各ピラーをアンダーボディと結合する環状骨格構造を採用。リアサスはトレーリングアーム式として強靱な車軸式ながら上質な乗り心地を実現
専用開発の高剛性リアサスペンション。開発を担当したトヨタ車体の開発陣が徹底的にこだわったのが上質な乗り心地と乗用車に近い操縦性だという。8人乗ると3210㎏にもなる重たい車体に対応するため、アンダーボディはサイドメンバーをストレートに通す構造とするとともに、アッパーボディは各ピラーをアンダーボディと結合する環状骨格構造を採用。リアサスはトレーリングアーム式として強靱な車軸式ながら上質な乗り心地を実現

 大柄でも運転が難しい印象はない。そして乗り心地は柔軟だ。指定空気圧が前輪300kPa、後輪350kPaと高く、低速域では微振動を生じるが速度が高まると快適になる。

 アル/ヴェルは豪華なミニバンだが、3列目は荷室に使う格納機能を重視したから、1/2列目に比べて座り心地が大幅に下がる。

 6名の快適な移動には2台の車両が必要だ。その点でグランエースプレミアムは、2/3列目はVIP待遇で1列目の座り心地もいい。6名の移動は超絶的に快適大満足だ。

 顔付きに関しては、オラオラ度はアルファードに軍配は上がるが、威風堂々とした佇まい、それでいて上品さも併せ持つ面構えに圧倒される。新しい需要を開拓するだろう。

搭載されるエンジンは直4、2.8Lディーゼルターボ。最高出力は152ps、46.1㎏mの最大トルクを1600rpmで発揮。重量級ボディをしっかりと走らせる実力だ
搭載されるエンジンは直4、2.8Lディーゼルターボ。最高出力は152ps、46.1㎏mの最大トルクを1600rpmで発揮。重量級ボディをしっかりと走らせる実力だ
価格はアルファードハイブリッドGよりも約100万円ちょっと高いがこれをどう見るか?
価格はアルファードハイブリッドGよりも約100万円ちょっと高いがこれをどう見るか?

【画像ギャラリー】アルファードオーナーはグランエースを選ぶか? グランエースvsアルファード・サイズ比較

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…