ついに!ついに!!新型スバルWRX S4発表!!国産最後の武闘派スポーツセダンが120%進化!


 11月25日、クルマ好き注目の国産スポーツセダン、スバル新型WRX S4がついにデビューを果たした。新型は現行型レヴォーグ同様、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)にフルインナーフレーム構造を採用して大幅に進化を果たしているという。

 さて、その気になる実際の走りはどうだったのか、デビューに先駆けて千葉の袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたプロトタイプ試乗会でステアリングを握った国沢光宏が渾身のレポートをお届けする!

文/国沢光宏写真/中島仁菜

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■新型WRXの日本仕様車に先行試乗! その実力は先代をはるかに凌駕!?

 初代を100点とすれば、新型は120点です。

 アメリカで先行発表されていた新型WRX S4の日本仕様(ただしプロトタイプ)試乗会が袖ケ浦フォレストレースウェイで開催された。武闘派のクルマとあり、一般道だと性能をフルに引き出せないということなんだと思う。初代WRX S4のオーナーである私としちゃ、当然ながら新型のパフォーマンスが大いに気になる。全開で攻めてみました!

乗ってアクセルを踏んだ瞬間から先代とすべてが違う! それが新型WRXの特徴だ。エンジン、シャシー、ブレーキ、ダンパーなどすべての進化が融合した結果だろう 

 回りくどい前置きは後回しにして試乗といきましょう! まず、売れ筋になりそうなザックスの電制ダンパーを採用した「STI Sport R EX」から。

 ドライビングシートに座り、プッシュボタンでエンジンスタート。当然のことながらマニュアルモードにして『S♯』を選ぶ。ピットレーンを出てご挨拶がてら軽くアクセルを踏んでみた。

 するとどうよ! 低中速回転域のトルクが太い! いや、正確に書くとレスポンスがいい。スペックを見ると新型は375Nm/2000rpmで、従来型は400Nm/2000rpm。本来なら負けている。

 でも実際ハンドルを握ると、アクセル開けた直後のトルクが太いのだった。おそらく排気量にして20%違うため、タービン回り始めのトルク差となって出ている?

新旧の絶対的な性能差はわずか? しかしトータルバランスのよさが新型の特徴

 アクセルを踏んだ直後の太いトルクはすべてのコーナーの立ち上がりで感じます。試乗後、開発チームに聞いてみたら、サーキットでタイムを計測すると従来型と同じか、わずかに速いという。

 エンジンスペックだけで考えたら300psを出す従来型に軍配上がるため、立ち上がりのレスポンスとコーナリング速度で稼いでいるんだと思う。

新型WRX S4は2.4LのFA24ターボを搭載。先代に比較すると、25ps/2.6kgmダウンと若干スペックダウンしたが、排気量UPにより低速域でのトルクの厚みが増すなど体感的な速さは先代同等以上だ 

 興味深いことにエンジン特性は従来型と驚くほど似ている。最大トルク回転数を見ると2000~4800rpm。最高出力回転数が5600rpm。全開で走ってみたけれど、体感的に新型は速い! 

 スペックじゃ少しずつ従来型より低いけれど、総合性能で優位ということ。このあたりに新世代プラットフォームのポテンシャルが出ているのかもしれない。

 気になるエンジンフィールだけれど、振動少ない水平対向ということで、これまた大差なし。いずれにしろエンジンは従来型と甲乙付けがたい。今回計測できなかった燃費も、スペックからすれば同じくらいだと考えてよかろう。

 ただ、ロムチューンとか出回り出すと、排気量の大きい新型のほうが伸び代あるかもしれません。

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