高速コーナー路面に吸い付く安定感は圧巻!
霧が晴れてきたところで、少しペースを上げてみる。すると低速コーナーではミズスマシのような軽快さ。エンジンもいい感じでうなりを上げて、スポーツ心を刺激する。
そして、高速コーナー。内緒の速度で曲がってみると、驚いたのなんの! 極端にいうとボディは水平のまま4輪をベタッと路面に貼り付け、余裕で曲がっていくのだ。
もちろん、本当はちゃんとロールもしているのだが、感覚的にはそんなコーナリング。だからといってまったく不自然ではなく、クルマを自分の手中に収めている感じが得られる。
また、うねりのある路面でもタイヤがべったり食いつき離れない。その安心感といったらもう!
この走りの凄さを語ったらひと晩でも足りないくらいだが、ものには限度がある。メガーヌR.S.の走りはただただ素晴らしかったと報告しておこう。
エンジンもトランスミッションも文句なし。メガーヌR.S.は走りが大好きな人たちが作ったクルマであることが如実に伝わってくる逸品だった。価格は440万円。夢に出てきてしまいそうである。
■ルノー 新型メガーヌR.S.
全長×全幅×全高:4410×1875×1435mm
ホイールベース:2670mm
車重:1480kg
トランスミッション:6速EDC(デュアルクラッチ)
エンジン:直列4気筒直噴ターボ、1798cc
最高出力:279ps/6000rpm
最大トルク:39.8kgm/2400rpm
タイヤサイズ:245/35 R19
価格:440万円
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