4万円でレヴォーグの乗り味が「感動ドライブ性能」に!? スバル純正ロムチューン「e-Tune」ってどうなのよ!

■最適値に近い空気圧を探ってみたいところ

筆者とレヴォーグSTI Sport e-Tune試乗車。タイヤの硬さもクルマの乗り心地には大きく影響すると指摘する
筆者とレヴォーグSTI Sport e-Tune試乗車。タイヤの硬さもクルマの乗り心地には大きく影響すると指摘する

 e-Tuneのコンフォートはさらに減衰力を少なくしているという。乗ってみたら、「ずいぶん攻めましたね!」。これ以上減衰力を下げたらピョンピョンするギリギリというイメージ。

 ただ、標準のSTI Sportも相当乗り心地はいい。初めて走る道で乗り比べたらわからない人もいると思えるレベル。しかも減衰力を落としたらタイヤの堅さが気になるようになってしまった。

 タイヤの硬さも乗り心地には大きな影響を与える。どれどれ、と指定空気圧をチェックしてみたら、フロントなんか260kPaとな! 最近の市販車、快適性やハンドリングより燃費性能を上げるため空気圧を上げる傾向。乗用車用タイヤなら200kPaもあれば問題ない。e-Tuneも220kPaくらいまで落とせば誰でもわかるような乗り心地の違いになってくると思う。

 メーカーとしては指定空気圧を守るということなんだろう。自分で買ったら最適の空気圧を探ってみたいもの。ちなみに私のクルマはバラバラです。低いのが快適なクルマだと200kPa。高いほうが快適なクルマは300kPa入れている。

 スタッドレスタイヤを履いて乗り心地がよくなるクルマは低め。悪くなるクルマだと高めがいい傾向。e-Tuneは低めで探っていきたい。

■SUBAROADで房総半島を走行!

SUBAROADに表示されるルートどおりに走行。撮影時(2023年3月27日)はちょうど桜の花が満開になっていた
SUBAROADに表示されるルートどおりに走行。撮影時(2023年3月27日)はちょうど桜の花が満開になっていた

 e-Tune、減衰力が高いスポーツ側はいちだんと高めているという。「スポーツ+」を試してみたら、ただでさえ「サーキット用じゃね?」と思えるのに、さらに硬くしているという。ここまで硬いと一般道&普通の速度域だとわからなくなってくる(笑)。

 ただ、「硬いの上等」という人なら大いに納得できるレベルだと思う。それでいて不快じゃないあたりがザックスのよさだと感心。

 今回の試乗、スバルが始めた『スバロード』(ドライブ体験拡張アプリケーションサービス)と呼ばれるドライブ推奨コースで行った。何度も房総半島を走っている私でも知らない道を案内されたりして凄く楽しかった!

SUBAROADが示したルートには写真のような坑道を思わせるトンネルも。しかもちょうど映画『インディージョーンズ』のメインBGMがかかるというシンクロ具合!
SUBAROADが示したルートには写真のような坑道を思わせるトンネルも。しかもちょうど映画『インディージョーンズ』のメインBGMがかかるというシンクロ具合!

 写真とキャプションでお楽しみください。今回、走ってみた房総半島以外にも伊豆など推奨コースが設定されているそうな。新型コロナ禍でドライブを充分楽しめなかったようなら、ぜひとも走ってみることを薦めておく。

【画像ギャラリー】果たしてレヴォーグの「感動ドライブ性能」は向上? ロムチューンの「e-Tune」を試乗してCHECKだ!(34枚)画像ギャラリー

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