■時代に合わせて進化を遂げたランクル70
外見ではヘッドライト、パワートレーンがディーゼルターボ+6速ATとなった点が目立つランクル70だが、それ以外の進化ポイントも多い。
まずクルマ自体が前回の復活の際は約1年の期間限定で、ボディは1ナンバー登録の4ドアバンとダブルピックアップトラックだったのに対し、今回は入手できるかはともかくとしてカタログモデルで、3ナンバー登録の4ドアのみとなった。
3ナンバーとなったことで居住性こそ変わらないものの、車検が1年から乗用車と同じサイクルとなった点はありがたい。
インテリアは収納スペースが増え、シート表皮やハンドルの形状、メーターが変わり、スイッチ類が増えた程度だ。
サスペンションはリアのリーフスプリングがロングテーパーとなり、ストロークが伸びたことで乗り心地と悪路走破性の向上を実現した。
そして今回のランクル70の大きな進化は、運転支援&悪路走行をアシストするデバイスの装着だ。
まず、前者に関し前回のランクル70であったのはABSくらいだったが、今回はVSCを装備。VSCを基盤にミリ波レーダーと単眼カメラを情報源に使った自動ブレーキ、車線逸脱を警報するLDAやハイビームを積極的に使うAHBなどを装備。
後者においてもブレーキを使ったLSD機能や坂道発進をサポートするHAC、下り坂で低車速をキープするDACなどが装備された。
このようにランクル70は時代に合わせたアップデートが行われており、ユーザー層が広がるのは確実だろう。
●ランドクルーザー70 主要諸元
・全長×全幅×全高:4890×1870×1920mm
・ホイールベース:2730mm
・エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ(1GD-FTV)
・総排気量:2754cc
・最高出力:204ps/3000~3400rpm
・最大トルク:51.0kgm/1600~2800rpm
・トランスミッション:6速AT
・サスペンション(F):車軸式コイルスプリング
・サスペンション(R):車軸式半楕円リーフスプリング
・車両価格:480万円
■取材協力「なげアドベンチャーフィールド」
4輪駆動車の魅力を思う存分楽しめるオフロードコースだけでなく、さまざまな施設を備えた総合アウトドア施設。
所在地:愛知県豊田市伊保町向山16番地1
TEL:0565-46-5551
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