すでに海外では発表されていた「Aクラスセダン」が、2019年7月22日、いよいよ日本にも正式導入されることが発表された。
同じメルセデス・ベンツのCクラスセダンの格好の好敵手となりそうなこのモデル。価格やサイズ、スペックなどを比較してみた。
※本稿は2019年8月のものです
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年9月10日号
■Cクラスよりもコンパクトな4ドアセダンが登場
もちろんベースとなるのは昨年10月に発表され、高い評価と人気を誇る新型Aクラス。
2730mmのホイールベースも含めてプラットフォームは共通。エンジンやインテリアデザインなども基本的にはAクラスと同じ。
例の「ハ~イ、メルセデス!」で起動する「MBUX」も採用されている。
ボディサイズは全長4549mm、全幅1796mm、全高1446mm。
国内での正式な認証がおりていないため、ボディサイズは欧州モデルの参考値のため端数の表記となっているが、このサイズ、Cクラスと比べると全長が140mm短く、全幅が10mm狭い一方、全高は20mm高い。
ホイールベースは110mm短く、サイズ感としてはCクラスをひと回りコンパクトにしたような印象。国産セダンだとインプレッサG4や日産シルフィなどがサイズ感的には近い。
Cクラスよりひと回り小さいと言ったが、Aクラスセダンの後席ドアを開けて乗り込むと、見た目のサイズ感以上に足元スペースが広く、ヘッドクリアランスもたっぷりとある。
このあたりはFFプラットフォームのなせるワザ。案外、このAクラスセダンは、Cクラスセダンにとって最大のライバルとなるのではなかろうか!?
■価格の比較は?
現実的にみると、「A180 Style」セダンの価格は386万円、「C180アバンギャルド」は495万円。
「Aセダン」にレーダーセーフティパッケージ(25万円)とナビゲーションパッケージ(18万7000円)を装着しても429万7000円なので「C180アバンギャルド」より65万円ほど安い。
エンジンは先に登場した5ドアハッチバックのAクラスにも搭載される直4、1.3Lターボ(136ps/20.4kgm)に加え、直4、2Lターボ(224ps/35.7kgm)を搭載するA250 4MATICも用意される。
まずは「A250 4MATIC」が9月頃から納車開始となり、「A180」はやや遅れて年末頃からの納車の予定。
5ドアハッチバックのAクラスよりもグンとフォーマル感が高まった印象のAクラスセダン。これは注目のモデルですぞ!
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