【急発進事故防止の救世主!!】後付けペダル踏み間違い装置を徹底テスト!


 悲惨な事故が後を絶たず、社会問題となっている、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故。交通事故分析センターのレポートによると、特に75歳以上の高齢ドライバーで、全事故に対する踏み間違い事故の割合が多いという。

 この状況に対し、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置等を搭載したクルマに「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の愛称をつけ、官民連携で普及啓発に取り組んではいるが、事故を防ぐには、新型車だけではなく今まさに走っている自動車への後付け装置が求められている。

 また、緊急対策として、東京都では2019年8月28日から、費用の9割を補助(補助限度額は10万円/台) する補助金制度が始まり、ほかの自治体でも導入が始まっている。

 そこで今回、自動車用電子パーツメーカーのデータシステムが販売している、最新のペダル踏み間違い防止装置「アクセル見守り隊」を搭載したプリウスにてテストしたのでその様子をレポートする。

文/吉川賢一
写真/データシステム ベストカーWEB編集部【PR】


新商品「アクセル見守り隊」とは?

データシステムが開発し、2019年11月から販売予定の「アクセル見守り隊 」

 「アクセル見守り隊」は、急発進による事故を防止するセーフティアイテムである。万が一ブレーキと間違えてアクセルペダルを強く踏み込んでしまっても、アクセル信号を制御して不用意な急発進を抑制し、クリープ状態でゆっくり走行している間に、ドライバーがブレーキを踏んだり、車止めで停止することで暴走を回避できる、という装置だ。

 なお、本体価格は2万8000円(税抜)、別途、アクセルハーネス4000円(税抜)とブレーキハーネス3000円(税抜)が必要となるが、各自治体によって補助金が交付される場合があるので、詳細は各自、調べる必要がある(※文末で紹介する)。

本体はコンパクトで、ダッシュボード裏の見えない場所に取り付けができ、純正車両配線に車種別のハーネス(別売)をカプラー接続。車両に加工を施すことなく簡単に装着が可能だ。セット内容は本体、コントロールスイッチ、電源ハーネス、取付部材一式、取付/取扱説明書、保証書&ユーザー登録カード。適合車種が軽自動車からスポーツカー、ミニバンまで100車種以上と幅広い車種に対応

■ほかの日に行ったテストの模様を動画で公開!

「アクセル見守り隊」を実際にテスト!

「アクセル見守り隊」を装着したプリウスのデモカーでテスト。テスト場所は撮影許可を取った駐車場にて行った。不測の事態に備え、見張り人を付けるなど安全性には徹底した。ちなみに本製品はアクセル開度を制御する装置でブレーキを制御して車両を停止させる装置ではない

 実験車となるプリウス(30系)のエンジンスタートボタンを押すと同時に、ダッシュボード上に装着したスイッチのランプが付き、自動的に「アクセル見守り隊」がオンとなる。

エンジンスターターを押すと、アクセル見守り隊が自動的に起動し、指先にあるコントロールスイッチが点灯する
アクセルを急に踏み込んでいる時は点滅&ブザー音で知らせる

 駐車場でチケットを取るような身体の位置が変わる場合も想定し、早速アクセルペダルを思い切って踏んでみると、「ピー」という音とともに、クルマはクリープの速度でじわじわと前へ進む。

 これは凄い! その速度は最高でも時速7km程度だった。これならば、落ち着いてブレーキに踏みかえができる! ちなみにこの「アクセル見守り隊」の作動範囲は10km/h以内となっている。

アクセルペダルの抑制動作はアクセルを戻すまで続く

 また、バックの時も同様に、「アクセル見守り隊」はきちんと機能する。リバースシフトに入っているときに、ブレーキの代わりに間違えてアクセルペダルを踏んでしまっても、クリープの速度で動くので、慌てずにブレーキ操作ができる。

R(リバース)ギアに入れてバックして急にアクセルを踏むとこの通り、前進と同様、75cmあまりしか進まなかった

 「アクセル見守り隊」のありなしで、誤発進を認知してからブレーキで制動するまでの停止距離を示した結果が下記の写真だ。

 通常だと、誤発進を感じてからブレーキペダルに踏みかえて止まるまでに9m近くかかっているのに対し、「アクセル見守り隊」だと1m以内(約75cm)で停止ができた。

 身をもって体験したが「アクセル見守り隊」が機能すれば、急加速で焦ってしまって何もできなくて事故が起きる、ということはなくなるだろう。

■「アクセル見守り隊」をオフにした状態

アクセル見守り隊をオフにした状態で急にアクセルペダルを強く踏み込んでからブレーキペダルに踏み代えるまで約9mも進んでしまった
「アクセル見守り隊」がオフの状態でどれほど進んだか、わかりやすく撮影した写真

■「アクセル見守り隊」がオンの状態

アクセル見守り隊をオンの状態で、急発進しても、前進した距離はわずか75cmあまり。効果は絶大

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