悲惨な事故が後を絶たず、社会問題となっている、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故。交通事故分析センターのレポートによると、特に75歳以上の高齢ドライバーで、全事故に対する踏み間違い事故の割合が多いという。
この状況に対し、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置等を搭載したクルマに「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の愛称をつけ、官民連携で普及啓発に取り組んではいるが、事故を防ぐには、新型車だけではなく今まさに走っている自動車への後付け装置が求められている。
また、緊急対策として、東京都では2019年8月28日から、費用の9割を補助(補助限度額は10万円/台) する補助金制度が始まり、ほかの自治体でも導入が始まっている。
そこで今回、自動車用電子パーツメーカーのデータシステムが販売している、最新のペダル踏み間違い防止装置「アクセル見守り隊」を搭載したプリウスにてテストしたのでその様子をレポートする。
文/吉川賢一
写真/データシステム ベストカーWEB編集部【PR】
新商品「アクセル見守り隊」とは?
「アクセル見守り隊」は、急発進による事故を防止するセーフティアイテムである。万が一ブレーキと間違えてアクセルペダルを強く踏み込んでしまっても、アクセル信号を制御して不用意な急発進を抑制し、クリープ状態でゆっくり走行している間に、ドライバーがブレーキを踏んだり、車止めで停止することで暴走を回避できる、という装置だ。
なお、本体価格は2万8000円(税抜)、別途、アクセルハーネス4000円(税抜)とブレーキハーネス3000円(税抜)が必要となるが、各自治体によって補助金が交付される場合があるので、詳細は各自、調べる必要がある(※文末で紹介する)。
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