山道でも心地いい走りで安心、安全を追求!!
神戸市内から徳島県鳴門市まで往復して250㎞程走ったが、滑らかな乗り心地とノイズを抑えた静かな室内による快適なドライブであっという間の、文字通りひとっ走りだった。
翌日はフットワークを確認するため、神戸市内から北上し、六甲山を目指した。港に面した大都市からほんの15分も走れば、都市住宅街の雰囲気を色濃く残しながらも一気に標高を上げ、急激に山間部に入り込む神戸という街は独特のローケーションだ。
六甲山へ駆け上がり、尾根筋の山道を東へ走り、芦有ドライブウエイを下って芦屋の街へ抜ける。
ソフトタッチでマイルドな操縦特性が魅力のアレンザLX100だが、タイトな六甲山のワインディングロードでは「ちょうどいい」ハンドリングで肩肘張らない山道ドライブを楽しめた。
前述のように高速道路の極微小舵角では独特の「間合い」を感じたが、山道のコーナリングで90度以上の操舵角を与えるような場面では、大型のアウト側ショルダーブロックが踏ん張り、操舵に対してノーズの入りがリニアに反応する。
右へ左へと切り返すS字カーブも後輪がよれるようなこともなく撓みが収束し、安定した姿勢で軽快に駆け抜ける。たしかにアレンザ001と比べればマイルドな操縦性だが、静粛性と乗り心地を重視したコンフォートタイヤとしては十分以上のフットワークで、より安心、安全なワインディングドライブを楽しめた。
タイヤ選びで愛車の新たな魅力を引き出す
もちろん、標準装着タイヤは自動車メーカーとタイヤメーカーがさまざまな状況でバランスのいいマッチングを狙って開発したものだ。
しかし、必ずしもあらゆる面で高得点というわけではない。例えば、今回のようにRAV4であれば、タフでワイルドな乗り味を狙い、ある程度のラフロードにも対応した標準装着タイヤであれば、どうしても静粛性や乗り心地は相対的に犠牲になる。
しかし、オンロードユースに限ったユーザーであれば、アレンザLX100を履くことでとても上質で静かな室内とソフトで快適な乗り心地を手に入れられる。タイヤ選びで愛車の新たな魅力を引き出すこともできるのだ。



コメント
コメントの使い方