「社長、この価格帯で日本でマジで売れると思いますか?」
今回はマイタック・デジタル・テクノロジーのスティーブ・チャン社長にインタビューをする機会を得た。他メディアは通訳を入れたものだったが、少しばかり英語には自信があったので「これ幸い」と色々聞いてみた。まずマイタックの「ミオ」ブランドの価格について。
日本ではAmazon専売になっているが、フラッグシップモデルだと4万円ほど。ただぶっちゃけた話をすれば、国産メーカーの同等機種でもその価格帯であり、プライスタグでは勝負にならないと思う。直球で聞いてみた。
「日本の皆さんが”メイド・イン・ジャパン”に大きな信頼を置いているのはとてもよく理解しています。だけれど4万円の製品を購入するバジェットを持っているカスタマーの皆さんにとって、弊社製品を選んで損をさせるということはありません。
今や”メイド・イン・台湾”も立派なブランドになってきましたし、例えば海外製の1万円台の機種のように中身はすベて同じでデザイン違いということはありません。少し時間はかかるとは思いますが、この価格帯で選んでもらえるように根気強く努力していきます」。
中国製の機種だと2万円以下で「そこそこ」の製品はあるのもたしか。しかしなかを開ければ機能は同じでデザイン、ブランド違いのものが多かったり、日本のような高温多湿になる地域では品質への不安も残る。
マイタックの「ミオ」ブランドについてはものづくりの面では非常にレベルは高く、正直なところ日本製品との品質差が詰まってきており、同等レベルなのかもしれない。
日本で定着するかは今後の市場レビュー、そしてカスタマーケアが大きく関わってくるだろう。3年間の商品保証付きで、すでに日本語での無料サポートなども実施しているというから、日本市場の理解度はかなり高い。
異国の地で信頼を作るのはかなり大変なことだが、今後は製品レビューなども編集部で実施してみたいところ。親日国台湾の真面目なものづくり、今後も応援していきたい。
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