災害を知らせ現場へ向かえ!!「特務機関NERV」を支える三菱自動車とトーヨータイヤのいい仕事【PR】

■電源と避難所情報と非常食を供給!!

 やや遠回りした感もあるが、ここからはクルマとタイヤの話題。

 前述のとおり、防災アカウントとして成長を続け、防災アプリをリリースした「NERV」が、次の一手として繰り出したのが、長期停電や通信網の途絶に対応するための「特務機関NERV災害対策車両」の整備。三菱自動車のアウトランダーPHEVを2台擁し、特務機関NERVの防災情報配信サービスの継続に影響がない場合、被災地へ出動して災害対策本部や避難所の支援を行う。

特務機関NERVの「中の人」でもある石森大貴氏(写真左)とゲヒルンの防災スタッフ。「実車」があることで避難所そのものへ向かい、直接支援することができる(写真後方の車両は3号機のエクリプス クロスPHEV)
特務機関NERVの「中の人」でもある石森大貴氏(写真左)とゲヒルンの防災スタッフ。「実車」があることで避難所そのものへ向かい、直接支援することができる(写真後方の車両は3号機のエクリプス クロスPHEV)

 アウトランダーPHEVには、外部供給が可能な100VのAC電源コンセント(1500W)が2つ用意されている。そのため、電力の供給が止まっても、炊飯器でご飯を焚いたり、スマホやノートパソコンを充電したりもできる。巨大なバッテリーを搭載しておりガソリンエンジンを回すことで充電も可能なため、家庭とクルマをつなぐV2H機器をつなげば、満充電の状態で丸1日、家一軒の電力を供給し続けることも可能だ。

 さらに、内閣府から貸与された衛星安否確認サービス「Q-ANPI」端末を積載しており、このサービスを利用して(電話回線が遮断された状態でも)避難所の状況を知らせることや、衛星回線を利用した指示を受け取ることが可能。

災害物資を大量に積めて走破性が高いところはSUVの利点、電源を供給できるのはPHEVの利点。これを両立できるところが、アウトランダーPHEVとエクリプス クロスPHEVの強み
災害物資を大量に積めて走破性が高いところはSUVの利点、電源を供給できるのはPHEVの利点。これを両立できるところが、アウトランダーPHEVとエクリプス クロスPHEVの強み

「最初は、防災活動に使おうと思って、三菱さんのディーラーへクルマを買いに行ったんです。商談を進めているうちに、三菱自動車さん本体と話ができるようになって、じゃあ一緒にやりましょうか、という話になり、車両をご提供いただくことになりました」

 ちなみに用意された車両には専用デザインの「防災食」が20食分搭載されており、これがめちゃくちゃカッコいいところもぜひお伝えしておきたい。

エヴァ公式グッズ販売サイトなどでも販売される、「特務機関NERV指定防災備蓄品 レスキューフーズアソートセット」(5食入り消費税込み7560円)。ゲヒルン代表の石森氏が防災食のコラボ相手として「ホリカフーズ」を探し当てて実現した
エヴァ公式グッズ販売サイトなどでも販売される、「特務機関NERV指定防災備蓄品 レスキューフーズアソートセット」(5食入り消費税込み7560円)。ゲヒルン代表の石森氏が防災食のコラボ相手として「ホリカフーズ」を探し当てて実現した

 前出の石森氏いわく「『エヴァンゲリオン』の劇中に出てきても違和感がないデザインにした」とのことで、たしかにこれは凝っている。

自動車専門メディアなので、キッチリ紹介します。写真左が「2号機」のアウトランダーPHEVで、右が「3号機」のエクリプス クロスPHEV。どちらも専用カラーリングが施されており、内外装や駆動ユニットに変更はなし。車両は三菱自動車、タイヤはトーヨータイヤの提供だそうです
自動車専門メディアなので、キッチリ紹介します。写真左が「2号機」のアウトランダーPHEVで、右が「3号機」のエクリプス クロスPHEV。どちらも専用カラーリングが施されており、内外装や駆動ユニットに変更はなし。車両は三菱自動車、タイヤはトーヨータイヤの提供だそうです

■災害救助車を支える心強いタイヤ

 この取り組みに初期(2020年1月)から「タイヤ提供」というかたちで携わっているのがトーヨータイヤ。前述のとおり、2台用意されたアウトランダーPHEVには高いマッドロード走破性を持つオフロード用タイヤ「オープンカントリーR/T」を提供。

 そして今回新たに(初号機と入れ替えのかたちで)「3号機」としてエクリプス クロスPHEVが導入され、同じくトーヨータイヤから提供されたのは、話題のオールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」。

エクリプス クロスPHEVに装着されるオールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」。SUV用オールシーズンタイヤとして、19サイズ(!)が発売中
エクリプス クロスPHEVに装着されるオールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」。SUV用オールシーズンタイヤとして、19サイズ(!)が発売中

 タイヤ関連情報に馴染みない方のために簡単に解説すると、近年、各タイヤメーカーがそろって力を入れているのがオールシーズンタイヤ。雪道を走るのに適したスタッドレスタイヤと一般路を走る夏タイヤの中間に位置しており、突然の降雪でも安心感が高く、ノイズを抑えて乗り心地にも配慮されており、一年を通して使用できて経済性もよい。

 国土の2/3で雪が降る日本でクルマを持っていると、どうしてもスタッドレスタイヤが必要になってくるが、オールシーズンタイヤを履いていれば一年間安心して乗り続けることができるわけだ。

「CELSIUS(セルシアス)」の最大の特徴は、トレッドに「左右非対称パターン」を採用している点。分かりやすくいうと、前後のパターンは同じだけどボディのイン側とアウト側のパターンは異なる。

 これには、イン側でスノー性能を確保しアウト側でドライ・ウェット性能を確保する狙いがあって、高い次元で「冬用」と「春・夏・秋用」の性能を兼ね備えている。

 またこれにより左右のタイヤローテーションが可能となり(他社のオールシーズンタイヤはワンウェイパターンを採用しており、これができない)、段差摩耗・偏摩耗を抑制することができる。

 これもざっくりいうと、タイヤの寿命が(すくなくとも普通の夏タイヤなみに)伸ばせるということ。

 経済性を重視する個人ユーザーにとってもうれしいが、社用車として使う企業や、昨今増えてきたカーシェア需要などにもマッチした性能といえる。

 一部繰り返しとなるが、その、走破性と経済性を両立させ、突然の降雪にも対応できる「CELSIUS(セルシアス)」が「NERV」3号機に提供され、装着されているわけだ。

こちらは「2号機」となるアウトランダーPHEVと、装着されるタイヤはトーヨータイヤの高い悪路走破性を持つ「OPEN COUNTRY R/T(オープン​カントリー・アールティー)」
こちらは「2号機」となるアウトランダーPHEVと、装着されるタイヤはトーヨータイヤの高い悪路走破性を持つ「OPEN COUNTRY R/T(オープン​カントリー・アールティー)」

「もともと自分の会社(「ゲヒルン」)は情報セキュリティの会社で、いまは情報セキュリティ部門で稼いだお金を防災部門に投資している状況です。赤字ですね。いずれは防災部門も自立したいなと思っているので、応援してくださる企業さんはありがたいです」

 と、代表の石森氏。

 取り組みの志(こころざし)が高いことは間違いなく、当編集部も応援したいです。「何が一番うれしいですか」と伺うと、「アプリ入れてください」とのこと。本企画担当者も自分のスマホに入れました。

 合わせて、車両提供の三菱自動車、タイヤ提供のトーヨータイヤにも、その応援する心意気にエールを送りたい。

【画像ギャラリー】NERV仕様のアウトランダーPHEVとエクリプス クロス PHEVがカッコいいのと非常食の写真「おかわり」

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!