■自動車メーカー純正部品レベルの耐候性をクリア
ここまで読んだあなた!! ナビに貼るフィルムって今までもあったよね、と気づいているはず。そうなんです、すでに先行製品はあったもののナビ画面に貼るフィルムとしてはディーフの狙うレベルに達していなかったと霜田さんはいう。
「真夏に駐車場のクルマに戻ったらヤケドしそうなほど熱くなっていることありますよね? 車内は80℃以上になることもあります。しかしエアコンスイッチやメーターの液晶など、いかなる部品も熱で壊れることはあまりありませんよね? そこが大切なんです」。
真夏の車内で貼ったフィルムの糊が溶け出したり、フィルムを剥がした時にナビ画面が汚れるなどのクルマの車内の超過酷な環境に対応する製品を出すと決意をしたという。
「もうそこからが戦いですよ(笑)。フィルムの素材メーカーさんに何度もお願いして高温の車内でも性能を発揮する素材を作り上げました。もちろん高温だけでなく前出の反射や操作性についてもクリアしないとならない。ようやく納得のいく製品になりました」。
暑さのことばかり書いたがもちろん極寒域にも対応。設計温度は-25℃~85℃まで。110℃の温度域でも性能を維持できる設計になっており、真冬の北海道から真夏の沖縄まで対応するまさに自動車メーカー純正部品レベルの性能を持っているフィルムなのだ。
施工についても大きな苦労があったようだ。
「車内ってホコリが多かったり、エアコンの空気の流れがあったりとフィルムを貼るには最悪の場所なんです。そこで湿布のように保護フィルムを剥がすことができる「キレセパ」と呼ばれる特許を使用したり、ベタベタしない特殊粘着層で位置決めをしやすくしています。この粘着層ならべたつかないのでホコリを噛んでしまってもセロファンテープなどで除去することができます」。
しかも付属する東レの「トレシー」というハイテククロスで仕上げをすれば画面のホコリや脂もスルっと除去できる(ちなみに洗ってスマホやPC画面をふくのにも使える)。なにからなにまで考えつくされた保護フィルム。まさに「純正部品レベル」と謳っても過言ではない超高品質フィルムなのだ。
■まずは日産車から全車対応スタート!!
単なる保護フィルムという枠を超えてクルマのナビ画面に特化した「マルチファンクション・スクリーン・プロテクター」。まずは日産車から販売をスタートする。しかもリーフを除く全車対応とそのバリエーションが凄い(リーフは7月中に対応)。
全国に先陣を切って取り扱いをスタートする日産プリンス名古屋販売サービス部の福岡靖氏に話を聞いてみた。
「スマホに貼るのになぜナビ画面にはフィルムを貼らないんですか……、ディーフさんにそう聞かれてドキッとする盲点でしたね。お客さまもまだまだフィルムを貼るという意識をお持ちではないので、当店をきっかけにこのフィルムを広めていきたいと思います」。
また取材当日は同店でフェアを実施中でこのフィルムも展示即売も実施された。購入した9人の日産車オーナーのうち5人はノートオーナー。ピアノブラックの加飾の傷が気になっていたとのことで、その場で施工してすぐ効果を実感したという。
当初ディーフが想定した以上にユーザーの満足度やコスパ面での評価が高いように感じたそうで、ナビ画面にはフィルムは当然という時代がやってくるかもしれない。前出の日産プリンス名古屋販売の福岡氏はこう続ける。
「日産のラインナップは現行のアリアのような大型ディスプレイも増えていくと思いますし、やはりお客さまにもナビの傷を心配される方は多くいらっしゃることが分かりました。新車とセット販売していったり、既販車への施工などいろいろお客さまの満足度充実に役立てていこうと思います」。
たしかにアリアのナビ画面は大きい、というかインパネがほとんどディスプレイ状態。今後もトレンドとしてはどんどん物理ボタンは減っていくだろうし、大型ディスプレイの隆盛は間違いないだろう。今後発売されるフェアレディZや新型エクストレイルにも対応しているとのことだから頼もしい。
新車に限らず旧型の日産車の純正ナビにもほとんど対応しているというこの製品。中古車などにも効果大で、すでに小傷が付いていてもフィルムがピタッと隙間を埋める性質を持っているから小傷が消えたように見えるという。
まずは日産車からスタートしていくというが、今後はメーカーをどんどん広げたいとのことだ。製品についての問い合わせはディーフのホームページもしくはディーフサポート窓口(TEL:06-4963-2797)まで。
装着については日産プリンス名古屋販売のディーラーまで(販売店舗は順次拡大予定)。
【画像ギャラリー】いつまでも美しく!! ナビ画面保護フィルムは付属品も超一流(9枚)画像ギャラリー










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