三菱新型デリカミニ開発のキーパーソンに独占取材!! 「やんちゃ坊主」の秘密を紐解く【PR】

■「イメージは「やんちゃ坊主」。可愛さと力強さが組み合わされているフロントデザインです」チーフデザイナー/松岡亮介

──このデザインが生まれたキッカケを教えてください。

「デリカ」はもともと1BOX車で、ご承知のように通常スペース効率を追及していくとFF(エンジン前置き前輪駆動)になります。そうなるとタイヤを大きくしたりリフトアップは難しくなる。三菱自動車が得意としている「どんな道も越えていき、どこへでもいける」という志向と相性が悪くなります。そういう相反する条件をどう両立させてゆくか、デザイナーとしては挑戦したくなるんでしょうね。「デリカの軽自動車版」という発想はデザイン部でかなり前から何枚かスケッチがあって、そのうちの1枚が今回のデリカミニに発展しました。

悪路を越える走破性とスペース効率のよさは相反する、だからやりがいがある、と松岡氏
悪路を越える走破性とスペース効率のよさは相反する、だからやりがいがある、と松岡氏

──特に苦労した点は。

 たとえば、このデリカミニにはベースモデルがあるにはあるんですが、車高が上がってアイポイントが変わると法規対応をすべてやり直すことになります。大変な手間がかかるわけで、それでもやるのは我々三菱自動車でないと難しかったと思います。

――デリカらしさ、三菱らしさを反映させるポイントはどういったところでしょうか。また、どんなユーザーにどう乗ってほしいですか。

「デリカらしさ」と「三菱らしさ」って、かなり近しいと考えています。たとえばアウトドア志向やオフロード性能に強いというイメージを持つ同業他社がいくつかありますが、その中で「三菱らしさ」とはどんなところだろうと考えると、「多人数乗車モデルを多く持っているところ」だと思うんですね。家族や仲間との時間を重視しているわけです。そのうえで、キャンプにも普段使いにも、どんどん使ってほしいです。ダウンジャケットやアウトドア用ブーツは、本来のアウトドア的な用途と並行して街中で使うことがありますよね。機能性の高さがオシャレにつながっている。そういう使い方をしてほしい。

 デリカミニのデザインパーソナリティのひとつに「やんちゃ坊主」があります。目が離せなくて大変だけど、一生懸命頑張っていて周囲から愛されている子。デリカミニはそういうイメージです。

――ぜひ見てほしいデザインのポイントはありますか。

 フロントライトはクリッとしたイメージで、グリルはダイナミックシールドを三次元的に立体化させて、1990年代のクロカンのグリルガードのようなデザインに仕立てています。可愛さと力強さがうまく組み合わされているデザインになっていると思います。リアは、三菱のクルマってCI(コーポレートアイデンティティ)の一貫で、通常リアの真ん中にスリーダイヤのエンブレムを入れるのですが、このデリカミニは、どうにかリアの真ん中に「DELICA」と横一列に入れてまずデリカらしさを第一にアピールしたかった。ここは社長認可を特別にもらう事ができました。採用できて嬉しいです(笑)。

「デリカらしさ」と「三菱らしさ」はとても近いところにあるとのこと。なるほど確かに!
「デリカらしさ」と「三菱らしさ」はとても近いところにあるとのこと。なるほど確かに!

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■まだある新型デリカミニ 気になる3つのポイント

 SUVの頑健さと軽自動車としての使い勝手のよさに加えて、新型デリカミニには基礎体力とも言うべきクルマとしての潜在能力の高さがある。以下、それを解説したい。

【安全技術】

 軽自動車に搭載される先進安全技術の進化は著しい。デリカミニにももちろん、クラス最高峰の安全技術が搭載される。具体的には衝突被害軽減ブレーキシステム(歩行者検知付)、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム&車線逸脱防止支援機能、オートマチックハイビームが装備され(総称は「三菱e-Assist」、国が推奨する新しい自動車安全コンセプト「サポカーSワイド」対象車となる。

最新の安全技術を搭載するデリカミニ。もちろん高い4WD性能や悪路走破性も重要な安全技術だ
最新の安全技術を搭載するデリカミニ。もちろん高い4WD性能や悪路走破性も重要な安全技術だ

 また、Premiumグレードでは、高速道路での同一車線運転支援機能「マイパイロット[MI-PILOT]」も装備しており、ロングドライブでも安心安全かつ快適な走行を味わえる。

 より多くのユーザー層に届く便利なクルマだからこそ、こうした安全技術や快適性能はいっそうしっかりした装備が与えられているわけだ。

【走行性能】

 軽スーパーハイトワゴンというある意味かなり尖ったカテゴリーの中でも、さらに特徴的な個性を持つデリカミニ。大径タイヤ採用(4WD車のみ)によるリフトアップでSUV感あふれる走りが磨きあげられている。具体的にはアイポイントが高くなったことで視界はさらに開けており、また高めの位置に設定されたシフトノブは「デリカらしい運転」を余すことなく味わえる。そのうえターボグレードでは、パドルシフトも装備するので、ドライバーの意図どおりスポーティなシフトチェンジも可能にする万能ぶりを発揮する。

高いアイポイントで視界が開けており、パドルシフトで走りも楽しい。走行性能も秀でている
高いアイポイントで視界が開けており、パドルシフトで走りも楽しい。走行性能も秀でている

【ボディカラー】

 軽自動車の楽しみのひとつが「多彩なボディカラー」。クルマは街の装飾品のひとつであり、特に生活の足として活躍する軽は、日常品だからこそ個性と味にこだわりたい。そこで重要なのが毎日目にするボディカラー。デリカミニは6種類のモノトーンとさらに6種類のツートンカラーを用意する。ラインナップを見ると、これがとてもカッコいい。まさにデリカっぽい、アースカラーを基調としたカラーが並んでおり、草原と土の匂いが香ってくるぞ。

全12種類のボディカラーを持つ。全体的にアースカラーっぽいイメージ
全12種類のボディカラーを持つ。全体的にアースカラーっぽいイメージ

次ページは : ■「デリカにこだわる」 世界最速カスタマイズ!! オートフラッグス仕様のデリカミニパーツがカッコいい

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