■歴史と伝統が「メーカーの個性」になる
最後にデリカD:5。今回、新雪が積もっているスキー場へ向かう登坂路を走ってみたのだけど、「普通のミニバンではとても無理だな」という道も、デリカD:5だとグイグイ走っていけるし、帰ってこれる。もちろん普通のミニバンに乗っている人はそういうところに近づかないわけだけど、デリカD:5なら行ってみたいなと思わせるし、実際に行けて帰ってこれちゃう。
このデリカD:5というクルマを紹介するときに、「唯一無二の価値観」というフレーズが定番のように使われるのだけど、実際に唯一無二なんだから仕方ない。本当に、ここまでオーナーのライフスタイルをクルマの実力(悪路走破性)で変えることができるなんてことは、滅多にないのだ。
デリカD:5で走っていると、「パジェロのミニバン版なんだな」ということを感じる。パジェロはもう国内販売を終了してしまったけど、デリカD:5に引き継がれて生きているんだなと、そういう気持ちにもなれるのでお薦めです。
こうやって三菱の得意なSUV(一台はミニバン)に立て続けに乗ると、「どんな場所にも行って帰ってこれる」という悪路走破性を磨き続けてきた、三菱自動車の歴史と伝統を強く感じることができた。
ジープから始まってパジェロを作り、ランエボを作って電子制御を磨いて、いま多くのユーザーの、人生の選択肢を広げるクルマ作りを続けている。こういう歴史と伝統が、このメーカーの個性に繋がっているわけだ。
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