従来のオービスとは異なり、複数の周波数を使用する移動オービス「MSSS」。そのため、従来の探知機では警報できない場合があったのだが、ユピテルは自社独自の調査、開発によりMSSS対応のレーザー&レーダー探知機SUPER CAT PREMIUM LINE「LS1100」を業界で初めて実現した(※)!
※ユピテル調べ 2023年3月時点、レーザー&レーダー探知機において
文/ベストカー編集部、写真/平野学、写真提供/ユピテル
北海道を中心に広まっていたMSSSとは?
ここ近年、北海道を中心に「探知機に反応しない移動オービスがある」との声が広まっていた。
移動オービスの速度計測にはレーダー波によるものとレーザー光によるものがある。ユピテルの探知機はこの両方に対応している。しかもレーダー波はXバンド、Kバンドの2タイプに対応しているため、ほぼすべての移動オービスや、定置式速度取り締りをキャッチすることができる。
もちろん、光電管式やループコイル式のような電波やレーザー光を発しない速度取締りには反応しないが、その場合でも取り締り現場で使用される連絡用無線を受信する機能により、取り締まりの可能性をお知らせする機能がある。
しかし、レーダー波式の移動オービスにもかかわらず、探知機が反応しないタイプがあることがわかってきた。これがスウェーデンのセンシス社が製造する「MSSS」だったのだ。
神出鬼没の取り締まり機 その調査は過酷だった
ユピテルが最恐オービスと恐れられたMSSSに業界で初めて対応できたのはなぜか?
実際にユピテルの担当者に取材をした。その結果、神出鬼没の移動オービスを相手にすることがいかに大変かということがわかったのである。同社は、公開取り締り情報などの情報をもとに、昼夜問わず実際に現場に駆けつけていたのだ。その総走行距離は約700km。
取り締まりは短時間で行われることが多く、現場についてもすでに取締りが終っていたり、取り締り機を撤収していたということも多々あったそうだ。そんな過酷な調査は約2か月にわたり行われ、遂にMSSSに対応する受信帯域の特定に成功したのである!これを搭載したのが最新レーザー&レーダー探知機「LS1100」なのだ。
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