■ロックハート城でコスプレも堪能!? 肝心のT-Rocは長距離移動も超楽も気になる点が!!
まず最初に目指したのは「ロックハート城」。早速「それは岩じゃないのでは?」と突っ込まれてしまいそうだが、個人的にも行ってみたかった観光地なので悪しからず……。
まず走り出してみて、一番に実感するのは、ディーゼルエンジンの豊かなトルクだ。このサイズのSUVとしては、必要十分+αのパワーがあるので、どんなシーンでも余裕を持って運転することができる。
そして、驚くのは室内の静かさ。ディーゼルエンジンらしい音はほぼ聞こえず、高速道路でも後席に座っている人と自然に会話できるくらい静粛性は高い。
ただ、市街地など、低速走行のシーンで少し気になったのは、乗り心地の硬さだ。運転席だとそこまで感じないが、後席のスタッフからは「ちょっと跳ねてる感じがします」という意見が。
T-Rocは、VWのモデルらしいやや硬めの足回りなので、特に市街地では少し突き上げを感じることも。
しかし、これが高速域になると、ピタッと地面に張り付くようにフラットに走るので、今日のようなロングドライブには最適だった。とにかく高速道路の移動が快適なので、ロックハート城にもあっという間に着いたような気になった。
このロックハート城は、スコットランドから移築・復元された歴史ある本物のお城だ。
その佇まいに、普段はクルマを乗り回してばかりの私でもうっとり。階段や床の作りも質感が高く、ソファや甲冑などの装飾品も気分を高めてくれる。
案内してくれたスタッフさんが「プリンセスドレス体験もやっていますので、いかがですか?」と声をかけてくださり、最初は「いやいや、仕事中なので!」と断ったものの、編集スタッフからの「せっかくなのでやりましょうよー!」という言葉に押し負け……結局着ちゃいました。
生まれて初めてお姫様の気分を味わったが、お城の雰囲気も相まって、この世界観をたっぷり堪能できたのは楽しい体験だった。
350着以上のドレスのほか、アクセサリーなども全て借りられるので、手ぶらで気軽にプリンセス体験ができる。男性用のスーツもあるので、家族や友人とロックハート城に来たら是非一度体験してみてほしい。
■岩!! 岩!! ド迫力すぎる鬼押し出し園!! さすがはディーゼル、キツい上り坂も楽勝
そして次に目指すのは、「鬼押出し園」。鬼押出しは、元々1783年に浅間山が噴火した際に流れ出た溶岩が風化したもの。鬼押出し園に近づくと、違う惑星に来たかのような光景に驚いた。
迫力ある荒々しい岩の重なりを見て、ようやく「岩めぐり」をしている気分になる。
この鬼押出しに来るまでは、登り坂やワインディングが続いていたが、T-Rocはここでも抜群の安定感を見せてくれた。
とにかくドライバーの操作に対しての反応がとても素直で、九十九折りの道でも右へ左へ気持ちよく駆け抜けることができる。
SUVだとどうしてもボディが重くて反応が鈍くなってしまいがちだが、T-Rocは適度に足が硬められていることもあって、フットワークがとても軽い。この運転のしやすさで、山道でもスイスイと登って行くことができた。
コメント
コメントの使い方日本にもカブリオレを導入して下さい。
SUVで燃費重視ならトヨタC-HRでいいのだ。