スカニアの「スーパー」パワートレーンシリーズに、新たに11L級の「スーパー11」エンジンが追加される。従来から設定されるスーパーシリーズの13L級エンジン(スーパー13)より85kg軽く、9Lエンジンより燃費が7%優れているという。
スーパー13エンジンとは部品の85%を共有し、馬力帯は350/390/430hpの3つ。新型エンジンは重量とエネルギー効率の両方に高い水準が求められる輸送をターゲットにしており、輸送品質を損なうことなく、効率、パフォーマンス、柔軟性を提供する。
スカニアは現在、日本市場向けのトラックにはスーパー13のほかに直列5気筒の9LエンジンとV型8気筒の16Lエンジンを展開している。新型エンジンは当初は欧州市場向けの展開と思われるが、国内展開にも期待したい。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/SCANIA CV AB