トヨタ自動車は、小型トラック「ダイナ」の積載量2~4トン車を一部改良し、4月2日から発売した。ディーゼルエンジンの改良とともに排ガス中のNOx(窒素酸化物)浄化で尿素SCRを新たに採用し、6段オートマ車の設定拡大や安全装備の拡充も行なった。生産は4月1日に発足したトヨタ自動車羽村(元・日野自動車羽村工場)が引き続き担当する。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/トヨタ自動車
尿素SCRの新採用と四駆にもトルコン6速AT

一部改良では、日野製の4.0リッター直列4気筒ディーゼル・N04C型エンジンの新バージョン「N04C-YE」「N04C-YF」の2機種を新たに搭載する。
最大の特徴は、NOxを浄化する触媒を尿素SCRへ変更したことで、運用にはアドブルー(尿素水溶水)が必要となる(アドブルータンク容量:9.5リットル)。これを黒煙低減用自動再生フィルタ・DPRと組み合わせた。
エンジンの動力性能は、標準仕様のN04C-YEが最高出力150PS/2380rpm・最大トルク44.9kgm/1300~2380rpm、高出力仕様のN04C-YFが最高出力163PS/2540rpm・最大トルク47.9kgm/1400~2200rpm。-YEは従来型(-WD)と同じだが、-YFは従来型(-VU)に対してピークパワー値を引き下げつつ、発生回転数も低速寄りとして扱いやすいエンジンとした。
トルクコンバータ式6段ATでは、制御を最適化し、さらにスムーズな変速と運転状況によりマッチした駆動力伝達を実現させた。また、ゲート形状をスタッガート型とし、これに合わせてセレクターレバーの形状も変更している。併せて、従来設定のなかった高出力仕様(特装用ワイドキャブ超超ロング高床シャシー)や4WD車型(標準キャブ)にもトルコンATが新設された。
これらにより、ほとんどの車型でJH25モード燃費基準を満たしている。
