いすゞの最新トラック技術とトヨタの第3世代FC技術を統合
具体的には、いすゞが2023年に発売した7代目エルフのBEVモデル「エルフEV」をベースに、トヨタが2026年度内の実用化を予定している「第3世代FCシステム」を組み合わせた小型FCトラックとなる。
7代目エルフでは、ディーゼル車や天然ガス車などの内燃機関(ICE)車と、BEV(バッテリーEV)・FCV(燃料電池車)・HEV(ハイブリッド車)などの電動車を、同一のプラットフォームで成立できる設計・構造を採用しているのが特徴で、さらに製造ラインでの混流生産も可能としている(いすゞはこのコンセプトを商品開発基盤『I-MACS』と呼ぶ)。
トヨタ第3世代FCシステムは、高出力連続運転という過酷な条件下にある大型商用車を基準としたスペックをもつFCシステムだ。システムの中核を成すFCスタック(水素と電気を反応させて発電する装置)のセル材質と構造、触媒、製造過程にそれぞれ革新的な技術を導入することで、第2世代システムに対し『耐久性能は2倍、水素消費は約20%低減、コストは大幅削減』を実現する。
さらに、第3世代FCシステムでは、FCスタックの数量・配置や補器類の構成によって、大型車用・乗用車用・汎用(主にバス/産業機械向け)の3種のユニットを展開することになっている。
また、いすゞとトヨタの共同開発FCVとしては、本2026年内に次世代大型FC路線バス「エルガFCV」を投入する予定だが、このエルガFCV開発で得たFC商用車技術とノウハウも投入し、制御技術の高度化とシステムの改良を進めていくとしている。

