自動車保険は「毎年更新するもの」と思い込んでいる人も多いはず。だが、複数年契約を選べば保険料や更新手続きの面でメリットが出る一方、補償内容の変化に気づきにくいという落とし穴もある。1年契約と長期契約、どちらが自分に合うのか、いま一度チェックしてみよう!
文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】毎年更新にするか長期契約にするか!? 重要なのはそれぞれのメリット・デメリットから自分に合う保険スタイル!(5枚)画像ギャラリーえ、1年ごとじゃないの!?
自動車保険は毎年更新するものと思っている人は多いかもしれません。しかし、自動車保険は1年ごとの更新だけでなく、複数年の契約が可能です。以前はディーラーでしか行えなかった長期契約(複数年契約)ですが、現在では一部の保険会社を取り扱う個人代理店でも提案・契約が可能になっています。
ただし、近年の自動車保険は補償内容そのものが目まぐるしく変化しており、長期契約にもメリット・デメリットの両方があるため、安易に加入するといざという時に保険が使えない恐れもあるのです。
それでは、自分にとってどちらの契約が合っているのか、複数年契約のメリットと注意点、見極め方について一緒に考えていきましょう。
複数年契約とは? ディーラー以外でも加入できる時代に
自動車保険の長期契約とは、複数年にわたって自動車保険を契約する方法です。3年契約が主流で、契約期間中は毎年の更新手続きが不要となります。保険料も一定期間固定される契約です。以前は車両購入時にディーラーで勧められるケースが中心でした。しかし、現在では保険会社によって違いがありますが、保険代理店でもお勧めする契約方法です。
複数年契約の大きな魅力は、保険料を比較的安く抑えやすい点。また、長期契約では契約期間中の保険料体系が固定されるため、途中で保険料改定があっても影響を受けにくい特徴があります。
さらに特徴的なのが、事故あり係数の扱いです。通常の1年契約では、事故を起こして保険を使用すると、翌年から「事故あり係数適用期間」となり、保険料が大きく上がるケースがあります。
しかし、複数年契約では契約期間中の保険料条件が固定されるため、1年目に事故があったとしても、2年目・3年目の保険料へすぐ反映されないのが一般的です。
複数年契約のメリットと今だからこその注意点
近年、修理費や部品価格の高騰もあり、自動車保険料の値上げが続いています。その中で、長期間保険料を固定できる安心感は非常に大きいものです。
しかし、複数年契約には注意点もあります。自動車保険は補償内容の改定が非常に多く、近年ではエコノミー型車両保険において、以前は補償対象外だった「当て逃げ」や「動物との接触」が補償される商品も増えてきました。
しかし、昔の補償内容で複数年契約をしている場合、保険期間内に補償改定をされたからと言って自動的に変更はされません。
「今のエコノミー型なら補償されると思っていたのに、自分の契約は改訂前の内容だった」ということも起こり得るのです。また、ライフスタイルの変化にも注意が必要です。
車を短期間に買い替える人や、走行距離・使用用途が変わりやすい人は、長期契約より単年契約の方が柔軟に契約内容を見直しやすい場合があります。
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