来場者がショーで印象に残った展示は!? ジャパントラックショー2026のアンケート調査結果から【後編】

来場者がショーで印象に残った展示は!? ジャパントラックショー2026のアンケート調査結果から【後編】

 今年5月に開催された「ジャパントラックショー2026」は、トラック業界の活性化に大きな役割を果たしたイベントだった。それは「実施報告書」にまとめられた来場者アンケート結果でも明らかだ。このアンケートに寄せられた来場者の「声」の数々を抜粋してご紹介しよう。

文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部

満足度の理由

三菱ふそうが9年ぶりに復活(2025年11月)させた重量物搬送用トラクタ「スーパーグレートFV‐R」の第5輪荷重20トンモデル。ド派手な塗装やドレスアップが施され、来場者の注目を集めた
三菱ふそうが9年ぶりに復活(2025年11月)させた重量物搬送用トラクタ「スーパーグレートFV‐R」の第5輪荷重20トンモデル。ド派手な塗装やドレスアップが施され、来場者の注目を集めた

 アンケートでは来場者の8割以上の人が「ショーに満足」と答えていた。まず、その満足度の理由を聞いてみよう。

・カタログなどに載っているトラックの実車を隅々まで見ることができ、疑問に思っていた部分などが解消された。
・こういうイベントがないと、トラックに特化した情報に接することができないため。
・トラックの最新動向の一端をみることができた。
・トラックのすべてが詰まっており、それぞれのジャンルでの働くクルマを見ることができた。
・トラックメーカーから部品等の細かい関連企業まで一通り揃っていたので、有意義な一日が過ごせた。
・トラック業界のトレンドや問題/解決案に対して実際に見て触れられた。
・トラック業界全体でこのイベントを盛り上げようという意気込みが感じられた。
・土曜日に参加したが、子供が喜ぶイベントも多く、将来的に運送関係の仕事に就きたいと思ってもらえるような出展が多かったと思う。

来場者の興味 ショーに対する意見や希望

浜名ワークスが初公開した拡幅車軸を搭載した6台積み1軸キャリアカー「HAMANA MODEL(HST17<br>1HMN)」。最大積載量は9.3トンを実現
浜名ワークスが初公開した拡幅車軸を搭載した6台積み1軸キャリアカー「HAMANA MODEL(HST17
1HMN)」。最大積載量は9.3トンを実現

 興味のある出展カテゴリー(複数回答可)を聞いてみると、「トラックメーカー」が78%、「架装・レッカー」が52.7%、「部品・用品」が50.4%、「整備・アフターサービス」が30.4%、「タイヤ・ホイール」が23.8%、「カメラ・センサー・デジタコ」が20.6%などとなっている。

 では、印象に残った出展者・展示のトップワードはどうだろう?

・いすゞ/ギガ、エルフ、エルフミオ、EV、自動運転展示
・UD/クオン、自動連結、車輪脱落予兆検知装置、アクティブステアリング
・ボルボ/FH、電子ミラー、ミラーレス
・日野/プロフィア、FCV、水素、燃料電池、ZEV
・三菱ふそう/スーパーグレート、キャンター、6R30、eキャンター
・セノプロトラックス/スカニアのカスタム、カーテン車
・ヨシノ自動車/ボルボ内装、塗装、ペイント
・リトラス/冷凍車、旧車、架装
・浜名ワークス/キャリアカー、温度センサー
・トーヨータイヤ/リトレッド、M635
・日本トレクス/冷凍スワップボディ
・矢野特殊自動車/冷凍ウイング、LED庫内照明
・ダイフク/大型洗車機
・アルコア/ホイール

などとなっている。

ジャパントラックショー2028に向けて

断熱性能を約15%向上させた矢野特殊のエンジン直結式冷凍バン「サスティナリーファー2026」
断熱性能を約15%向上させた矢野特殊のエンジン直結式冷凍バン「サスティナリーファー2026」

 次回のジャパントラックショーに向けて、今後希望するテーマや展示内容について聞いてみたところ、多岐にわたる意見が寄せられた。

・EVの活用、トラックドライバーの未来、世界情勢による物流への影響と日本の立場。
・ドライバーの付帯作業(バラ積みなど)軽減の装置などについて知りたい。
・悪天候での対策ツール、雨濡れ対策、降雪時の荷捌きツールなど。
・一般の人でもここで働きたいと思わせてくれるような企画等。製品も大切だが、人材確保という面では会社にとっては一番大切かと。
・子供向けにトラックの基礎知識についてパネル展示があるとよい。
・特装車の展示と実演を多くして欲しい。
・AI技術によるドライバーサポート。
・ドライバー同士の交流会。トラック運転席の出展。
・ドライバー不足問題に特化した展示品。
・タンク車やバルク車、道路工事の作業車など特殊な架装をした車体が見たい。
・トラックメーカーによる自動運転デモ。
・トレーラの展示が増えるとよい。
・ボディメーカーさんがもう少し出展して欲しい。
・運転手の負担軽減につながる設備や安全装置。
・将来の技術に対し、国・政府がどのようなサポートを計画しているのか見せて欲しい。

いすゞグループブースに展示された26年型「クオン」トラクタに搭載された自動連結装置
いすゞグループブースに展示された26年型「クオン」トラクタに搭載された自動連結装置

 また、ジャパントラックショーに対するその他の意見・感想を聞いたところ、

・前回ショーのように試乗ができる企画があるとよいと思った。
・各社の各ブースにおいて、業界関係者に対する応対と一般来場者に対する応対に温度差を感じた。本イベントの趣旨や意味は理解できるが、あからさまな応対の違いは気分が悪いので、応対に差を出すくらいなら「一般来場は無し」とするか、最終日は「一般来場者専用日」とするか検討して欲しい。
・休憩スペースのイスやテーブルが少なく感じた。増設してもらうと助かる。
・日曜日開催はむずかしいか? 会期が平日なので運送会社従業員はなかなか来られない。
・東日本、西日本の2箇所で開催されれば非常に助かる。
・子供の質問に対し、丁寧に対応・回答してくれる企業があり、感謝している。
・これからも子供たちがトラック業界に興味を持てるようなイベントの企画をお願いしたい。
・会場が狭いのでもう少し広い場所がいいと思った。
・軽トラの展示が少なかったので、もう少しあったら楽しめたかも。
・車両導入に際し、トラックショーにはさまざまな発見があるので、今後も参考にしたい。

などの意見が寄せられた。
 
 なお、次回の「ジャパントラックショー2028」については、同じ「パシフィコ横浜」で2028年5月11日(木)・12日(金)・13日(土)での開催が決まっている。今後のスケジュールとしては、2026年11月下旬に出展申し込みの受付を開始し、締め切りは2027年11月末まで。2027年2月に開催説明会、2028年の2月に出展社説明会の開催を予定している。

●問い合わせ
【ジャパントラックショー事務局】一般社団法人 国際物流総合研究所
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-6-10 ユニコム人形町ビル7F
TEL.03-3667-1572 FAX.03-3667-1581 MAIL jts-contact@truck-show.jp
URL https://truck-show.jp

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