フォーミュラ1(F1)のタイトなスケジュールの中、レース用の資機材を確実に運ぶ輸送は「レース間のレース」とも評される。F1の公式ロジスティクス・パートナーであるDHLは、今シーズンの機材輸送(欧州区間)に18台のバイオ燃料トラックを導入しているが、これによりCO2排出を8割以上削減したことが発表された。
モータースポーツによる排出は不可避ではなく、F1は今回の結果を分析した上で2030年の「ネットゼロ」を目指している。その背景にはモータースポーツを通じたより広範囲の社会・環境への貢献もあるようだ。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
画像/Formula One World Championship Limited・DHL・Daimler Truck AG