三菱ふそうトラック・バス、三菱自動車工業、三菱商事の3社は、このほど電気自動車関連サービスをワンストップで提供するオンラインプラットフォームを運営する新会社「イブニオン株式会社(EVNION Inc.)」を設立すると発表した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真・イメージ/フルロード編集部・三菱ふそう・三菱自動車
新会社を設立のあらまし
このほど三菱ふそう、三菱自動車、三菱商事の3社は、2024年6月を目標に共同で新会社「イブニオン」を設立すると発表した。
新会社は、脱炭素社会の実現に向けEV導入検討の動きが活発になるなかで、より多くの顧客へEVに関するサービスや情報を提供することを目的に設立され、日本の2050年のカーボンニュートラル実現やDX(デジタル・トランスフォーメーション)への貢献を目指すとしている。
イブニオンでは、乗用車や商用車、メーカーを問わず、EV関連サービスを顧客へ包括的に提供するオンラインプラットフォーム「イブニオンプレイス(EVNION PLACE)」の運営を行なうとし、サービス開始時期は2024年8月を予定する。
イブニオンプレイスは、EV充電設備やEV向け電力プラン、エネルギーマネジメントをはじめとして、EVの導入および運用をサポートする充電ソリューション、脱炭素コンサルティングサービス等をマーケットプレイスで提供し、さらにEV関連ニュースやEVの導入および運用にあたって必要な情報をプラットフォーム上に掲載する統合サービスになる見込みだ。
三菱ふそうでは、これまでにEV小型トラック「eキャンター」新型モデルの発売(23年3月)に合わせてEVトラック導入を包括的に支援する「FUSO eモビリティソリューションズ」の提供を行なってきた。
新会社が設立されれば、オンラインプラットフォーム上に必要な情報・サービスを集約することができ、さらにスムーズなEVシフトを支援できるようになる。
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