メルセデス・ベンツは都市部での配送など、いわゆる「ラストマイル輸送」を新たな水準に引き上げる輸送コンセプトを発表した。同社の電動バン「eスプリンター」と電動カーゴバイクを連携させたもので、技術実証プラットフォームの「サステニア」への実装を通じて近い将来の実用化を目指している。
バンとカーゴバイクの間で荷物の積み替えを不要にするため、専用コンテナを活用し輸送効率を向上した。またバッテリーEVの課題となっている暖房によるエネルギー消費を半減させたほか、タイヤやブレーキ摩擦などエンジン以外からの粒子状物質の排出にも対処した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/Mercedes-Benz Group AG