「指定方向外進行禁止」と同じ、青地に白い矢印というデザインではあるものの、こちらは「進行方向別通行区分」を示す道路標識。複数の車線がある交差点で、それぞれの車線を走るクルマが進んでいい方向を示すものだ
「指定方向外進行禁止」と似たものとして街中でもよく見かけるのが「一方通行」の道路標識。プレートが長方形になっているのがその目印で、特に指示がなければその交差点での右左折が可能な点が「指定方向外進行禁止」とは異なる
2つに分岐している矢印が描かれた「指定方向外進行禁止」の道路標識。矢印の方向にしかクルマは進むことができないため、この交差点では「直進禁止」であることを意味している
直進を示す上向きの矢印と右に曲がった矢印を組み合わせたタイプの「指定方向外進行禁止」の道路標識。左折禁止の交差点で、補助標識を見ると右折した先の道路は一方通行であることがわかる
この先の交差点が5本以上の道路が交わる「多差路」であることを示す「指定方向外進行禁止」の道路標識。左上の道にはクルマは進めないように思えるが、それは補助標識で指示されている時間帯のみが通行が規制される。ここを初めて通る場合、情報を瞬間的に把握するのはなかなか難しい
斜め下の矢印が入った「指定方向外進行禁止」の道路標識は、矢印が指し示す向きの車線へとクルマを誘導する意味合いを持つ。車線規制が行われている工事現場や中央分離帯がある道路などでよく見かけるタイプだ
「指定方向外進行禁止」の道路標識には、車両区分や時間帯によって規制内容が変化するものも多い。写真の場合は、自転車以外は8時から20時までが直進のみ可、それ以外の時間帯は直進と右折が可能であることが、補助標識から読み取ることができる
車線が多く、中央分離帯がある広い道路では、右折するクルマなどが間違えて反対車線に進入してしまうことを防ぐため、車線の向きを知らせる斜め下の矢印が入った「指定方向外進行禁止」の道路標識が設置されることも
「指定方向外進行禁止」の道路標識に合わせて取り付けられる補助標識には、文字以外にイラストで規制される車両が指示されていることも。写真の場合はトラックやバスは直進しかできないことになる
道路上にペイントされた矢印は「進行方向別通行区分」を示すもの。道路標識と同様に矢印の方向以外の道路にはクルマは進むことはできない。違反した場合は指定通行区分違反として反則金6000円(普通車)と違反点数1点が科される