寒暖差が激しい時期に生じる結露。燃料タンク内に水分があるとタンクにも同様の現象が起きる
給油の時にガソリンと一緒に外気もタンク内に入り込むとタンク内に結露が生じて水が混じってしまうことがある
セルフスタンドが増加すると、水抜き剤を薦められる機会がないので、その存在を忘れてしまうこともあるが
タンクのふたの部品が傷んでいたりすると水が混入することがある
2000年製造以降のクルマのほとんどには樹脂製燃料タンクが採用されているため、水抜き剤の必要性は低いが、すべての車種が樹脂製燃料タンクではない。不安な場合は購入店に確認しよう
燃料タンク内にサビが発生すると燃料フィルターが詰まり、エンジンパワーが低下したり、アイドリングが不安定になったり、エンジンが突然止まってしまうなどのトラブルが発生することがある(HENADZY@Adobe Stock)
水抜き剤を使うなら、梅雨時などの湿気の多い時期や寒暖差の大きい時期、年2回くらいに。入れすぎは逆効果だ
燃料パイプ内の水分の凍結を予防してパイプが詰まることで起こるトラブルを防止する効果があるため、寒冷地などでは水抜き剤は有効といえる