人生最後のクルマを考えていますか? ボケ防止に役立つ50~60代におススメのクルマ3選

人生最後のクルマを考えていますか? ボケ防止に役立つ50~60代におススメのクルマ3選

 自分のクルマ人生はあと何年くらいだろうか? そろそろ終のクルマも考えなきゃ……と考えている50~60代の方も多いのではないだろうか? その前に立ちはだかるボケ、認知症の問題。ここではボケ防止にも役立つクルマは何か、3車種挙げてみた。

文:フォッケウルフ伊達軍曹/写真:ベストカーWeb編集部

ボケ防止にはやはりMT車がいいのだろうか?
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ボケ防止に役立つ50~60代におススメのクルマの条件とは

ボケ防止にはやはりMT車がいいのだろうか?
ボケ防止にはやはりMT車がいいのだろうか?

 気がつけば筆者もとっくの昔に50代となり、いわゆるボケ、今の言葉でいう認知症を予防しなければならないと、切実に感じるようになってきた。

 幸いにしてまだ大丈夫ではあるが、物忘れが年々ひどくなってきていることは確かである。早急に予防策を講じる必要はあるはずだ。その際、クルマを愛する筆者としては当然ながら「クルマを使ったボケ防止策」を実施したいわけで、今後はその観点でのクルマ選びをしていこうと決意している。

 だが「ボケ防止に役立つクルマ」とは、そもそもどんなモノなのだろうか? とりあえずATではなくMTであれば、何でも良かったりするのか?

 それについて考えてみたが、よくわからなかったのは当たり前だ。なぜならば、筆者は医学知識がほぼ皆無であるからだ。ならば専門家の話を参考にするしかないということで、筆者はネット上にあった鳥取大学医学部教授・浦上克哉医師の記事を熟読し、引用させていただいた。ちなみに浦上教授は『認知症予防で運転脳を鍛える』(JAFメディアワークス刊)の著者でもある。

 で、じっくり読んでみたところによれば、「地図を読む」という行為は記憶力と注意機能の訓練になるらしい。であるならば、まずは「純正カーナビなど付いていなかった時代のクルマを買う」というのが、ひとつの方向性となるだろう。

 そして近時記憶(駐車場でのクルマの位置が思い出せるかどうかなど)を鍛えるには、「ドライブ先の出来事などを話す」というのがいいらしい。とはいえドライブから帰宅した後、妻に今日の出来事を話そうとしても、「ふーん、そうなんだ」ぐらいの無関心で会話が終わってしまう――というご同輩も多そうだ。

 そのためここは「熱心な愛好家が多いクルマ=そのクルマについて同好の士と熱く語り合える車種を選ぶ」というのが、もうひとつの軸になる。

 また計算力が衰えないようにするためには、ガソリンスタンドのレシートの数字を見ながら燃費の計算(暗算)などをしてみるのが良いとのこと。最近のクルマはそんな暗算をせずとも「燃費計」にて一発で燃費がわかってしまうため、ボケ防止の観点からはよろしくない。やはりアナログメーターだった時代のクルマが望ましい――ということになるはずだ。

 思考力を鍛え直すには「旅先の感動を詩や俳句にする」というのが効くらしいが、これはまぁ飛ばして、判断力を衰えさせないためには「危険予測を習慣にする」というのがいいらしい。

 最近の筆者は、もちろん運転中に危険予測はしているものの、最新世代のアイサイトに頼ってしまっている部分がゼロとは言い切れない。ボケ防止のためには「アイサイト」も「360°セーフティアシスト」も個人的には厳禁! としたほうが良いのかもしれない。

 以上のとおりの学術的な調査により、「ボケ防止に役立つ50~60代におススメのクルマ」の姿が見えてきた。あらためて要点を整理すると、ボケ防止に役立つと思われるクルマとは、以下の条件を満たしているクルマのことである。

条件1:カーナビが付いてない
条件2:熱心な愛好家が多い(熱く語り合える仲間が多い)
条件3:デジタル表示の燃費計も付いてない
条件4:予防安全システムが充実していない、またはそもそも付いてない
条件5:中古車価格が高すぎない(高すぎると、そもそも買えないので)

次ページは : ボケ防止に役立つクルマ1/初代マツダロードスター

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