D51は『デゴイチ』の愛称で知られ、デゴイチは蒸気機関車そのものを示す代名詞にもなっている。D51の所属総数1,115両の記録は現在に至るまで更新されていない
現在、日本で動態保存されているD51はわずか2両。写真は今回紹介するD51-498。現在はJR東日本が所有する
本文でも述べられているように、形式名の先頭のアルファベットは駆動軸の数を表している。Bなら駆動軸は2つ、銀河鉄道999のモデルとなったC62は駆動軸が3つ、D51はこの写真のとおり駆動軸が4つとなる
多くの人は蒸気機関車のお尻はあまり見たことがないのではないだろうか。通常、機関車の後部には客車が連結されるので、後方からのショットは貴重だ
1972年に一度引退したD51-498だったが、イベントや観光用に走らせることを前提に再びボイラーに火が入れられた
今回、D51-498に装備された『後藤デフ』。下半分を大胆にカットして排煙効率を維持しつつメンテナンス性を高めている
群馬県内を走るSLみなかみは夏場は運行を休止する。しかし9月18日、19日に陸羽東線の鳴子温泉〜小牛田間で運行されることが発表された。陸羽東線には後藤デフで登場するのか?
奥で待機中のD51-498と静態保存されるD51-745。静かにその身を横たえる蒸気機関車もなかなか風情だ