マツダが1967年に発売した世界初のロータリーエンジン搭載量産モデルのコスモスポーツ。2ローター式ロータリーエンジンとともに美しいスタイルも注目された
A型三輪トラックのマツダ号。完全な自社開発モデルであり、売り上げでも好結果を残した。マツダ号は東洋工業がより大きな会社に成長するきっかけとなった
1978年に発売され、リトラクタブル式ヘッドライトをはじめとするスーパーカー的な意匠で人気を集めた初代サバンナRX-7もロータリーエンジンを搭載
ユーノス店から販売されたユーノスロードスター(1989年)。ユーノスの代名詞になるほどヒットしたモデルで、現在はマツダブランドで4代目がリリースされる
1990年登場のユーノスコスモ。3ローター式ロータリーエンジンを搭載するユーノス店のフラッグシップ的存在だった。リッター3kmという燃費の悪さも話題に
RX-7の販売はアンフィニ店で行われるようになり、モデル名もアンフィニRX-7に。型式名FD3Sの3代目RX-7(1991年)は現在でも高い人気を保っている
軽自動車をメインに扱っていたオートザム店からは、エンジンをミドシップ搭載する軽スポーツカーのAZ-1が販売された。その姿から世界最小のスーパーカーとも
1991年にはマツダ787Bが日本車初のル・マン24時間レース総合優勝を達成。この快挙は世界中で賞賛されたが、マツダの経営状態は悪化に向かいつつあった
バブル崩壊による危機からマツダを救った初代デミオ(1996年)。シートがフルフラット化できるなど、実用性を高めた堅実な作りが受けてヒット車になった
初代アテンザ(2002年)。このモデルが登場するまで、実に18カ月もの間マツダからは新車が発売されていなかった。それだけ力を入れて開発されたクルマだ
2007年登場の3代目デミオ(DE系)。先代までの小型ワゴンスタイルからコンパクトハッチバックモデルへと転換し、ヨーロッパ市場での販売拡大を狙った
エンジンだけでなく、シャシーやボディ、トランスミッションにもスカイアクティブ・テクノロジーを導入したCX-5(2015年)は、マツダV字回復の立役者だ
3代目デミオに搭載されたSKYACTIV-Gエンジン。14.0と極めて高い圧縮比を実現して燃費を大幅に向上させると同時に、トルク特性も改善されている
SKYACTIVエンジンと平行して開発されたSKYACTIVボディ。それまでのボディに比較して軽量&高剛性化を達成しており、衝突安全性能も高められている
2021年1月に販売が開始されたマツダ初の量産BEV・MX-30 EV MODEL。パワーユニットやブレーキなどを協調制御するe-SKYACTIVが採用されている
2012年生産終了のRX-8は、現状では最後の量産ロータリーエンジン搭載車だが、22年にはMX-30 PEHVのジェネレーターとしてロータリーエンジンが復活予定だ