世界に勢力を拡大しているインドのロイヤルエンフィールドが、大本命のバイクをこの春、日本で発売する。「クラシック350」は、ベストセラー街道をひた走るホンダGB350の真っ向ライバルで、価格もほぼ同じだ
従来型のクラシック350。ひさしが付いたヘッドライトケース、シングルサドルシート、キャブトンマフラーなどを与えた正統派レトロだ
クラシック クローム(60万3900円)。クローム仕上げのタンクと前後フェンダー、スポークホイールが特徴の豪華仕様。赤、ブロンズの2色
クラシック ダーク(60万600円)。都会的にカスタムしたモデルで、キャストホイール+チューブレスタイヤを採用。ツヤ消しの黒、グレーの2色設定
クラシック シグナルズ(58万3000円)。同社と関係が深い軍用バイクをイメージ。グレーとサンドの2色で、バッジやグラフィック、ナンバーを施す
クラシック ハルシオン(57万7500円)。最もベーシックなグレードで、クラシック伝統の外観を反映。緑、グレー、黒の3 種展開
ホンダのGB350は、クラシック350に通じる正統派ながら、今っぽいスタイル。日本国内には2021年4月に発売されて以来、大ヒット中だ
車体サイズはほぼ同じで、クラシック350がわずかに小柄だ
クラシック350
クラシック350
GBの足着き。身長170cm、体重65kgのライダーでも両足のカカトが浮く
クラシック350を真上から見えると、足を降ろす位置にFIスロットルボディのカバーがあり、サイドカバーがリヤ気味。足着きがよさそうだ
クラシック350の直立シングルエンジンは新設計。油冷冷却システムも併用し、外観も変更された。GBに比べてエンジン全高が高い
GB350も同じくバーチカルシングルで、燃焼室付近にオイルラインを設けたほか、ピストン裏にオイルを噴射するピストンジェットも採用
最高出力とトルクも同等ながら、発生回転数はクラシックの方が600~1000rpm高い
クラシック350のエンジンは、メテオ350と共通の最新ユニット。リリースによると、スムーズなエンジンフィールとレスポンスを重視した設計という
新型クラシックは、ABSユニット エバポなどをパッケージ化し、目立たない位置に収納。プラットフォーム展開も考慮した設計だ
クラシック350のフロントキャリパーはバイブレ製。ブレーキはクラシック、GBとも前後独立制御の2チャンネルABSだ
GBは新設計のキャリパーとクラス最大径のディスクをフロントに採用
クラシックはスポークとキャストホイールが選択でき、GBはキャストのみだ
クラシック350のメーターはヘッドライトケースと一体型。燃料計やトリップを示す液晶メーターを新たに採用した。ハンドル下にUSB電源も完備
GB350のメーター。アナログタコと液晶パネルの組み合わせはクラシックと同様だが、デザインは現代的。ギヤポジション表示が便利だ。USB電源はなし