コンパクトカーや軽自動車は近場の買い物用として抜群の能力を発揮してくれる。だからと言って、ちょい乗りを繰り返すような使い方ではクルマにダメージが蓄積してしまう
エンジンの始動やプラグへの電力供給、そしてエアコンやカーナビ、オーディオなど、車載バッテリーの担う仕事はかなりのもの。それだけにダメージを受けやすい
ある程度の距離を走る通常の使用であっても、バッテリーの劣化は徐々に進行する。それがちょい乗りになると、さらにバッテリーに負担がかかり、早めの交換が必要になるケースもある
走行する前に暖気運転をしておけばエンジンの温度は十分上昇するが、条例によってアイドリングが禁止されている地域も多く、環境面からもあまりお薦めできる方法とは言えない
水分やスラッジの混入で汚れてしまったオイルは交換する必要がある。ちょい乗りの場合、この交換サイクルが通常使用に比べて短くなる
ちょい乗りばかりで中~長距離ドライブができない場合、定期的バッテリーを充電しておけばいざという時のバッテリー上がりが防止できる。リフレッシュ充電機能付き充電器ならなおよい
過放電によって大きくダメージを受けたバッテリーは、残念ながら交換が必要になる
エンジンオイルの状態はマメにチェックし、量が減っていたり汚れていたりする場合は早めに交換したい
本当にちょい乗りでしかクルマを使わないのであれば、内燃エンジンを使用しないEV(電気自動車)に変更するのもアリ。近年のEVは大幅に進化していて、長距離走行も可能になっている