車両を格納する駐車パレットに200V電源ソケットを設置することで、駐車中のEV充電を可能とするタワー式パーキングの施工例が増えてきた
EV充電対応のタワー式パーキングパレット。(1)200V電源ソケット。この位置と対角線上の反対側の2か所に設置される(2)これが電源ソケット部(3)充電ケーブルはこのようにセットする
パレットにクルマを駐めたら充電用ケーブルをセットする。今回はIHI運搬機械沼津工場内の開発用施設で撮影したため、規定に則りヘルメットを着用している
輪番充電のイメージ。タワー式パーキングの全パレットにEV充電対応ソケットを設置しながら、同時充電可能台数を4台に制限することで電源設備の容量を抑えるのだ(IHI運搬機械パンフレットより)
充電の予約はスマホアプリで管理する。予約時間で課金することで、無用な予約を抑制することが可能となる
こうした多段式パーキングでもEV充電対応型の施工例が増えているという
EV充電対応型の多段式パーキングの例。赤丸部が200V電源ソケットだ
車体側面に充電ソケットがある車種がほとんど。リッドを開いたときの張り出し、充電ガンを挿した際の張り出しが10~15㎝あり、この分の余裕がパレット側にないと駐車中の充電をすることができない
充電リッドを開いた全幅が2300㎜プラス145㎜まで対応可能となるグランシリーズ。パレットには端の折り曲げ部の凸がないため、出し入れ時のタイヤ接触の心配がないのも嬉しい
こうしたタワー式パーキングでもEV充電が可能なのだ。今後さらに施工例が増えていくことになろう