ハンドルのベストなポジションはドライバーの体格などによって大きく変わるもの。その位置調整を可能にするのが「チルト&テレスコピックステアリング」機能だ
操作時にハンドルが脚に当たるなど窮屈な姿勢での運転は、疲れるばかりでなく思わぬ事故の原因にもなりかねない。ドライビングポジションの最適化は安全性にも関わる重要なファクターだ
自分の意のままにクルマを操る感覚を楽しめるのが魅力のマニュアルシフトだが、高級スポーツカーの多くでは、すでにAT化が進んできている
急カーブや急ハンドルで横滑りした際、自動的にクルマを安定させるのが「横滑り防止装置」の役目。現行車では装着が義務付けられており、通常の走行では常にオンにしておくのが基本だ
泥などのぬかるみにタイヤがはまってしまった際、タイヤの空転を抑える横滑り防止装置がオンのままでは脱出するための駆動力が得られないことがあるため、その機能をオフにする必要がある
雪道などでタイヤが空転してしまいクルマが動けなくなってしまった場合も、横滑り防止装置をオフにすることで脱出できる可能性が高いシーンのひとつだ
坂道などでクルマを停める際に「N」レンジにすると、傾斜によってクルマが動いてしまう危険性も。シフトポジションに「P」=パーキングがある車種では、駐車時は必ずその位置に合わせておく
トラブルなどで動かなくなったクルマを牽引したり、人力で押して移動したいときはシフトポジションを「N」に。その場合は牽引される側のクルマにも人が乗り込み、いつでもブレーキがかけられるようにしておく