クルマの乗り心地は基本的に「振幅や加速度が小さいほど良い」とされている。後席で何かに集中していて、気がついたら目的地だった、というのは理想的だ(alfa27@AdobeStock)
1989年登場の初代トヨタ セルシオ
ボディの「揺れ」で乗り心地の良さを表現していた初代セルシオ。引き締まった乗り心地が理想とされている時代にはそぐわないが、「むしろこれでいいのでは?」とも感じさせる。乗り心地の追求は奥が深いのだ
初代トヨタ セルシオ
2013年登場のメルセデスSクラス(W222型)
カメラとアクティブサスを組み合わせた「マジックボディコントロール」を搭載したメルセデスSクラス(W222型)。乗り心地への執念とコストのかけ方にメルセデスの凄みが感じられる
メルセデスSクラス(W222型)
フォルクスワーゲン ゴルフ7
高級車にも匹敵する極上の静粛性と乗り心地を持っていたフォルクスワーゲン ゴルフ7。ここで培われた快適性は現行型ゴルフにも受け継がれている
フォルクスワーゲン ゴルフ7
トヨタ クラウンクロスオーバーRS。スポーツグレードにあたるRSは標準タイプよりも乗り心地が良い
柔らかな乗り心地と優れた静粛性で、非常に快適な走行が楽しめるトヨタ クラウンクロスオーバー。標準搭載となる電制ショックアブソーバーの効果か
トヨタ クラウンクロスオーバー
2022年7月登場の4代目日産 エクストレイル
ライバルSUVたちよりもワンランク上の乗り心地を持つ4代目日産 エクストレイル。e-POWER特有の静けさと滑らかさ、そして前後輪のトルク配分をコントロールするe-4ORCEも加減速による前後の揺れを防いで乗り心地に貢献
4代目日産 エクストレイル
最近は足回りを締める傾向があるが、昔のアメ車のようなフワッフワな乗り心地が恋しくなることもある。感じかたは十人十色。それ故に乗り心地の追求は難しい(happycreator@AdobeStock)