今回取り上げるのはフォルクスワーゲン ID.4(右)とボルボ XC40(左)
BEVでミッドサイズSUVを作るとなると、自ずとパッケージングは決まってくるため、ID.4もXC40も室内空間に大きな差はないのだ
EVは後輪にモーターを置くのが合理的。フロントセクションの設計自由度が高まる
XC40リチャージはガソリンエンジン搭載車もあるため、フロントに大きなスペースが生じ、荷物入れとなる
ID.4の乗降性を見る。サイドシルは高いが、室内床がフラットで、足の出し入れはスムーズ
XC40の乗降性。乗降性はID.4、XC40ともに良好だ
ID.4はドイツ車らしくカチッとした、やや硬めの乗り味だが、ターンパイクのような山道では安心感が高い
XC40はややソフトで乗り心地は優れるが、山岳路をハイペースで走るには、やや車体の動きに落ち着きがない
2770mmのホイールベースにより、車体四隅にタイヤが配置されるID.4。モーターは後輪アクスル部に置かれ、後輪を駆動。相対的にフロントが軽い。水野氏の評価は92点
フォルクスワーゲン ID.4 Pro
フォルクスワーゲン ID.4 Pro
フォルクスワーゲン ID.4 Pro
フォルクスワーゲン ID.4 Pro
フォルクスワーゲン ID.4 Pro
BEVにはタイヤ性能も重要。航続距離を延ばすための低転がり性能や、エンジン音がしない分タイヤノイズを小さく抑えるなど、これまでとは異なる技術が求められる。車重の重さもタイヤの大きな負担となるなど、タイヤ開発のハードルは高い
ボルボ XC40は先日の改良により、シングルモーター仕様が前輪駆動から後輪駆動となったのが大きなトピック。今回の試乗車は前後2モーターのモデルだ。水野氏の評価はID.4と同じく92点
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40リチャージ アルティメイトツインモーター
ボルボ XC40には先に登場したエンジン搭載モデルもあるため、フロントボンネット内にはエンジンを搭載するスペースが確保されている。BEVではこのスペースが大きな荷物積載スペースとして活用されている