砂浜や海の近くを走った後は、湿気や塩分を含んだ砂や汚れによってクルマがダメージを負う可能性も。ボディの洗車はもちろんだが、タイヤの汚れもしっかりと落とし、塩害による劣化を防ごう
タイヤハウスの内側には、タイヤが巻き上げた泥などの汚れがびっしりと張り付いている。まず最初にこのタイヤハウスの汚れをしっかりと落としてから、タイヤ本体の洗浄に取りかかろう(shirohige@AdobeStock)
タイヤにこびりついたしつこい汚れは、専用のブラシやスポンジでブラッシング。このとき力を入れすぎるとタイヤのゴムを傷付けることがあるので、ゴシゴシ擦らず、優しく丁寧に作業することを心がけたい(AntonioDiaz@AdobeStock)
タイヤを水洗いするときにあると便利なのが高圧洗浄機。とはいえ水の圧力が強すぎるとタイヤを傷める可能性もあるため、使用時は圧力を低くしたり、拡散タイプのノズルを使うといった注意が必要となる
水だけでは落ちづらい頑固な汚れには、薄めた中性洗剤やタイヤ専用洗剤で対応。洗剤がタイヤの表面に残ると劣化の原因となるため、使用後はしっかりと水で洗い流すのを忘れないようにしたい
洗浄時にはタイヤに異物が挟まっていたり傷が付いていないかもあわせてチェック。トレッドの溝に挟まった小石などはドライバーやラジオペンチで取り除くが、このとき力を入れすぎてタイヤを傷付けたり、飛んだ小石でのケガをしないよう注意したい
タイヤと合わせて掃除することになるホイールも、タイヤ同様流水による水洗いが基本。洗剤やホイール用のツヤ出し剤などを用いる場合は、できるだけタイヤには付かないよう注意し、付着してしまった場合はしっかりと拭き取っておく
タイヤのツヤ出し剤などをどうしても使用したい場合は、グリップなどの性能に直接影響する可能性があるトレッド面は避け、タイヤの側面(サイドウォール)のみにとどめておきたい(Mihail@AdobeStock)
自分の愛車の適正空気圧を知っているという人は案外少ないもの。そんなときは運転席側のドア付近に貼られているラベルをチェック。ここを見ればタイヤサイズや前後タイヤの適正空気圧などがひと目でわかるようになっている
タイヤを長く安全に使用するためにも、月に一度は空気圧をチェックしておきたいもの。タイヤの空気圧はディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで点検できるほか、洗車場にも空気充塡機が設置されているところもあるため、これらを上手に活用したい