R35 GT-Rのブレーキシステムにもブレンボのキャリパー、ディスクが採用されている。ブレンボはハイパフォーマンスブレーキシステムの代名詞的存在だ
1997年に登場した初代プリウス。回生ブレーキと物理的摩擦ブレーキの協調制御を実現するため、電子制御ブレーキを採用した
ブレンボが次世代のブレーキシステムとして開発を進めるSENSIFY(センシィファイ)。ハードのみならず制御ソフトまでを含めたシステムとして新たな提案をする
センシィファイのシステムを模式化したもの。前輪は大型の対向ピストンキャリパーで「ウェットシステム」、後輪はキャリパーの動作をブラシレスモーターで行う「ドライシステム」
ドライシステムのキャリパー。黒い筒状の部分にDCブラシレスモーターが内蔵されている。キャリパーに油圧系統はいっさい来ていない
ハイパフォーマンスカーのフロントブレーキなど、大型の対向ピストンキャリパーには「ウェットシステム」が用意される。キャリパー近くにブラシレスモーターを内蔵した電気油圧アクチュエータが配置され、1輪ごとにブレーキの動作を制御するのだ
センシィファイのシステムはすでに実車に搭載されて試験走行を繰り返している。従来のマスターシリンダー方式ではなしえない繊細な制動力コントロールが可能で、高い姿勢制御能力を見せる
低ミュー路面でのブレーキングでは従来ブレーキのABSをはるかにしのぐ繊細な制動力制御により、姿勢を乱すことなく短距離で停止することができた