ホンダのAWDいいじゃん!! ヴェゼルとNBOXで感じた楽しさと安心の両立がすげえ!!【PR】

ホンダのAWDいいじゃん!! ヴェゼルとNBOXで感じた楽しさと安心の両立がすげえ!!

 ヴェゼルハイブリッドのAWDモデルで凍った女神湖と雪道を走った。「ホンダが掲げるリアルタイムAWDの走りはどうよ?」ということで、とにかく滑る! 滑る! スベル~! の女神湖氷上走行から始めよう。

文:松田秀士/画像:森山良雄、編集協力:本田技研工業

【画像ギャラリー】ホンダヴェゼル&N-BOX 4WD性能を画像で解説(14枚)画像ギャラリー

■軽くてシンプル、あえての「オーソドックスなシステム」

 まず初めに4WDの説明を。FFベースのハイブリッドモデルにはさまざまな4WDシステムが存在する。

 最近のトレンドとしてポピュラーになりつつあるのが、前輪だけでなく後輪も独立したモーターで駆動する、いわゆる「e4WD」というシステム。ただこのe4WDシステムの場合、後輪モーターを設置することによる重量増加とコスト増という問題があるのだ。

 また4WD性能を上げるために後輪モーターのトルクを大きくしようとすると、発電システムやバッテリー容量を大きくする必要があり、それならPHEVかEVにすればよいではないか!ということに。

 つまりハイブリッドモデルのe-4WDでは後輪モーターのトルクを大きくすることが難しく、中高速域での4WD性能に限界がある。

レーシングドライバーでありモータージャーナリストでもある松田秀士氏が、凍った湖面でホンダの4WDを試す!
レーシングドライバーでありモータージャーナリストでもある松田秀士氏が、凍った湖面でホンダの4WDを試す!

 その点、ホンダの考えるハイブリッド4WDは、後輪モーターを採用しない、これまでのガソリン車と同じプロペラシャフトで後輪にトルクを伝えるオーソドックスな4WDシステム。ヴェゼルハイブリッドはe:HEVという、中低速域ではエンジンが発電した電力で強力なモーターを駆動させ走行し、高速域ではエンジンが直結して直接駆動させるシステム。

 この強力なモーターとエンジンによってプロペラシャフトで駆動力を伝えて後輪も動かすのが「リアルタイムAWD(オール・ホイール・ドライブ)」なのだ。

 このリアルタイムAWDはFFベースの一般的な4WDシステムとは異なる。

 一般的な4WDシステムではFFでの走行時にフロントタイヤが滑ってから後輪に駆動を伝えて4WDとなるのだが、リアルタイムAWDでは事前に滑りを予測しリアルタイムで4WDになる。しかも路面状況によって後輪への駆動力配分を油圧クラッチによって配分調整しているのだ。そこで、このことが如実にわかるのが氷上での発進加速。

超低μ路でもホンダのリアルタイムAWDならがっちり凍結路を掴んで走行可能。優れたAWD技術は何より頼もしい安全技術
超低μ路でもホンダのリアルタイムAWDならがっちり凍結路を掴んで走行可能。優れたAWD技術は何より頼もしい安全技術

 アクセルを踏み込めば前輪と後輪にほぼ同時に駆動力が伝えられ、驚くほどスムーズに加速する。トラクションコントロールなどのスタビリティーコントロールをOFFにすれば、前後輪が同時にホイールスピンを起こし、それでもしっかりと前進していくのだ。FFだとこういうわけにはいかないんだよね。

【ホンダのリアルタイムAWD技術解説ページ】

■思いどおりでめちゃくちゃ楽しい!

 では女神湖の氷上コースを走らせてみよう。

 筆者は昔INDY500の超高速(平均360km/hオーバー)オーバルコースを走っていたレーシングドライバー。この低μの滑りやすい氷上はどちらかというと不得意。それでもスタビリティーコントロールをOFFにして我が腕前ひとつで走る。

 すると走り出しから安定感のある加速。氷上はアクセル踏み込めば踏み込むほどフラついてどこに行くかわからないもの。簡単にコースを外れそうになるのが一般的。

 しかしヴェゼルはタイヤが空転し滑りながらも狙いどおりの走行ラインに乗せられる。

 つまり素性のいい4WDシステムでありボディおよびサスペンションであるということ。

 氷上コースは長いストレートの後にいくつものコーナーが控えるワインディングコース。リアルタイムAWDは前後輪だけでなく左右輪も別々に駆動配分するSH-AWD(レジェンドなどに採用されていた)の開発から生まれた技術。

路面の摩擦力が刻々と変わる状況でもホンダのAWDは力強く進む。これ、ヴェゼルの素性のよさも思いきり寄与していますな
路面の摩擦力が刻々と変わる状況でもホンダのAWDは力強く進む。これ、ヴェゼルの素性のよさも思いきり寄与していますな

 コーナーに進入するアクセルOFF状態では後輪は駆動せず前輪だけのFF。後輪を開放することで突っ張ることなくスムーズにコーナーにアプローチ。氷上や雪上ではコーナー進入でステアリングを切った時、抜けたようにステアリングが軽くなって曲がらず前輪が滑っていきやすいもの。その点リアルタイムAWDは前輪の滑りも少なくスムーズだ。

 そして曲がり始めたらアクセルをON。すると瞬時に後輪が駆動をはじめ、ステアリングだけでなくアクセルコントロールで後輪を滑らせ旋回円をコントロールする。これが思いどおりでめちゃくちゃ楽しい! 

 氷上のスラロームも右足(アクセル)コントロールでクルマの姿勢を変化させてクリア。圧巻なのは氷上の定常円旋回。4WDの場合は目標パイロンにノーズをつけるようにして滑らせて旋回するのだが、後輪駆動力に余裕がないとうまくいかない。ヴェゼルのリアルタイムAWDはプロペラシャフトで後輪直結だか氷上円旋回も自在だった。

 その後、周辺の一般道雪上もしっかりと試乗。山中なので当然上り下りも。リアルタイムAWDはやはり安心感が違う。雪上でも運転しやすいのだ。

【ホンダのリアルタイムAWD技術解説ページ】

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