斑点になってべったりこびりついた花粉や黄砂は、放置すると塗装を酸化させて除去不能なシミとなってしまう
花粉や黄砂が付着しても雨が降れば大丈夫なんて思っていると大間違い。酸性雨の害が加わって、塗装面の酸化が急激に進んで色あせを引き起こす
花粉に含まれるペクチンは塗装に浸食して色あせを引き起こす。長年にわたり花粉の害を受け続けると、ご覧のような塗装面となってしまうことも……
花粉に含まれるペクチンが擦りキズの中に入り込むとボディの鋼板に錆を発生させてしまう
黄砂に含まれる石英や長石は顕微鏡で見るとキザキザになっていて、放置すると塗装面に小キズをつけてしまう
粉もの洗浄の基本は高圧洗浄。手洗いをする場合でも、まずは高圧洗浄機で花粉や黄砂を落としてからカーシャンプーで手洗いしよう
花粉や黄砂の粒子が残ったままで塗装面を拭いてしまうと小キズがついてしまう
鉄粉除去用の粘土を使用する場合は、塗装面を濡らしておくことは必須。除去力は高いが使用法を間違えると塗装面にキズをつけてしまうという扱いの難しさが難点
降雪地帯では融雪剤の散布は日常茶飯事ということで、冬季に降雪地帯を走行したら、面倒ではあるが、走行後には高圧洗浄機などを使用して水洗いをするなど、最低限の処置はしておきたい
凍結防止剤・融雪剤に使用されている塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウムは塗装面にとっては脅威。鉄粉と反応するとサビが発生してしまう