本来の目的地へと戻ることができる「特別転回」を利用する場合は、ETCを使っている場合でも必ず「一般」または「ETC・一般」のレーンへと進入することが必要。料金所の係員や精算機の呼び出しボタンを押し「降りるはずのインターを通り過ぎてしまった」ことを伝えよう
高速道路進入時にETCを使っている場合、通り過ぎてしまった次の料金所でそのまま「ETC」のレーンに進入してしまうと、そのインターチェンジまでの通常料金での精算が完了してしまう。こうなると「特別転回」はできなくなるので気をつけよう
近年増えつつあるETC専用のスマートインターチェンジは「特別転回」に対応していない。降り損ねた次がスマートインターチェンジだった場合は、料金所に「一般」レーンがある通常のインターチェンジまで走り続けよう
「特別転回」を「ETC・一般」レーンで利用する場合は、その場で清算が行われてしまわないよう車載器からETCカードを抜いておく必要がある。カードを取り出す際は、安全な走行を妨げないよう十分に気をつけよう
首都高や阪神高速など出口料金所を設置していない高速道路や、インターチェンジの構造等の問題から対応できない出口では「特別転回」を利用できないこともある
料金所を出てすぐUターンのためのルートが用意されている場合や、一般道に出てから再度高速入口へと戻るケースなど、「特別転回」の方法やルートはインターチェンジごとに異なる。利用する際は料金所係員の誘導に従おう
大雨などの気象の変化や事故などによる一部区間通行止めで高速道路をいったん降りる必要に迫られ、通行止め区間が解除された先のインターから再度乗り直した場合、「高速道路通行止め乗継証明書」があれば、乗り継ぎ前までの長距離逓減を考慮した料金調整が適用される
冬用タイヤ規制やチェーン不保持による通行不可は「通行止め」に当たらない。こうしたケースでいったん高速道路を降りて再度乗り直した場合には、通行止めを考慮した調整料金は適用されないので気をつけよう
高速道路を再度乗り継いだ場合の料金調整は、ETCを利用していれば自動的に行われる。いっぽう現金の場合はいったん降りる料金所で係員にその旨を伝えるか、自動精算機での清算後に発行される「高速道路通行止め乗継証明書」が必要となる