ブルドックの再来!! 50代以上のおじさんにササる激辛ホットハッチが2026年に発売!! その名もスーパーワン!!

ブルドックの再来!! 50代以上のおじさんにササる激辛ホットハッチが2026年に発売!! その名もスーパーワン!!

 ホンダがジャパンモビリティショーで発表したSUPER-ONE Prottype(スーパーワンプロトタイプ)。いまどき、こんなに張り出したブリスターフェンダーも珍しい! 1980年代のホットハッチ全盛に存在した、シティターボIIブルドックの再来じゃないか!! 

文:ベストカーWeb編集部/写真:中里慎一、ホンダ

【画像ギャラリー】シティターボIIブルドッグとスーパーワンを写真で比べてみる!!(16枚)画像ギャラリー
▲ブリスターフェンダーがたまらん! このままでガソリンモデル登場の可能性も! 動画を見てくださいませ!!

尖がったいい時代のホンダが戻ってきた!!

新型スーパーワンプロトタイプ
新型スーパーワンプロトタイプ

 ホンダはジャパンモビリティショーにて軽BEVのN-ONE e:をベースにしたスポーティモデルのSuper-ONE Prototype(スーパーワンプロトタイプ)を発表した。「シティターボIIブルドックの再来?」と思った方、正解です。まさにそのシティターボIIブルドックをオマージュしたもので、ターゲット層はズバリ「1980年代のホットハッチを知る、50~60代の男性」とのことだ。

 プレスカンファレンスの檀上で三部敏宏社長は「BOOSTモードでは、アクセル踏み込むと出力が一気に上がり、まるでエンジン車のようにギアが切り替わる感覚に合わせてエンジンサウンドが響き渡ります。EVならではの圧倒的な加速だけではなくエンジン車で慣れ親しんだ運転を楽しめる新しいクルマです」とコメント。

ベースとなったN-ONE e:
ベースとなったN-ONE e:

 BEVとはいえ、エンジンサウンドが響き渡るとは、まだまだエンジン車に乗り続けたいと思っているおじさんにとっては朗報かもしれない。

 ちなみにスーパーワンというネーミングには、これまでの常識や規格の枠を超越する存在(Super)として、ホンダならではの唯一無二(One and Only)の価値をユーザーに届けたいという想いが込められているという。

シティターボIIブルドック。この張り出したブリスターフェンダーを見よ!
シティターボIIブルドック。この張り出したブリスターフェンダーを見よ!

 シティターボIIの写真と見比べてみてほしい。ボンネットのエアスクープこそないものの、丸目のヘッドライト、トールボーイのスタイル、ブリスターフェンダーはそっくり!

 スーパーワンは、トレッドを広げられ、フェンダーは片側50mmずつ張り出しており、フロントとリアに配置したエアダクトを含む専用設計のエアロデザインにより、空力性能の向上と冷却効率の確保を両立させている。

 尖がっていた、いい時代のホンダが戻ってきた!?

スーパーワンの張り出したブリスターフェンダー
スーパーワンの張り出したブリスターフェンダー

BOOST(ブースト)モードがワクワクせずにいられない!

ステアリング右側に設置されたBOOSTスイッチ
ステアリング右側に設置されたBOOSTスイッチ

 ベースのN-ONE e:は、64ps/16.5kgmを発生する電気モーターを備えたFWD駆動で、一充電あたりの航続距離は295km。スーパーワンのスペックは公表されていないが、N-ONE e:よりも高出力モーターが搭載されているのは間違いないところ。

 専用に開発されたというBOOSTモードは、まるでターボチャージャーのブースト(過給圧)アップを連想させる。このBOOSTモードは、モーターの出力を拡大し、仮想での有段シフト制御とアクティブサウンドコントロールシステムの連動により、あたかも有段変速機を備えたエンジン車のような迫力あるサウンドと鋭いシフトフィーリングを演出するという。

スーパーワンのコクピット。MTはないが、加速フィールやシフトチェンジ時のエンジンサウンドのような音の演出があるという
スーパーワンのコクピット。MTはないが、加速フィールやシフトチェンジ時のエンジンサウンドのような音の演出があるという

 また、3連メーターやイルミネーションカラーの変化など、BOOSTモード専用の演出を設定。視覚や聴覚、そして加速感や振動などの体感を通じてドライバーの感性を刺激するというBEVでありながら、まるでスポーティなエンジン車を意のままに操っているかのような運転感覚……、いやはや凄い時代になったものだ。

 では実際に走らせると、どんな感覚なのだろうか、開発者に聞いてみた。

「もともとBEVですので出足は鋭いですが、BOOSTモードにしてアクセルを強く踏みこむと、力強い加速フィールとともに、エンジン車がシフトチェンジする時のようなエンジンサウンドやダイレクト感が味わえます。ワインディングでは、やはり低重心なのでコーナリングの安定感はいいですし、小気味よく切れるハンドリングなど、意のままに操る気持ちよさを感じていただけると思います」とのこと。

ブルーのアクセントにブラック、ホワイトの3色を使ったスポーツシート
ブルーのアクセントにブラック、ホワイトの3色を使ったスポーツシート

 インテリアは、走りの性能に合わせて、高いホールド性を確保したブルー/ブラック/ホワイトの配色の専用スポーツシートを装備。また、コクピットは水平基調のデザインとし、より運転に集中できる視界を確保している。

 このスーパーワンは2026年から日本を皮切りに、小型EVのニーズの高い、英国やアジア各国の発売を予定している。走りのいいホットハッチで、青春時代に戻ってみませんか?

次ページは : シティターボIIブルドックはこんなクルマ

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

 12月に入り、いよいよ今年もラストスパート。2025年は新型車ラッシュに加え、JMS2025をはじ…