「楽しいですから仲間になりましょう!」入場者数111.2万人、大団円のジャパンモビリティショーで豊田会長が伝えたかった思い

「楽しいですから仲間になりましょう!」入場者数111.2万人、大団円のジャパンモビリティショーで豊田会長が伝えたかった思い

 2023年11月5日、東京ビッグサイトで開催されていた「ジャパンモビリティショー2023」が、無事に閉幕した。主催者(日本自動車工業会)発表によると、開催期間中(10月26日(木)~11月5日(日)(一般公開は10月28日(土)~))の累計来場者数は約1,112,000人とのこと。「クルマ」の枠を超えて、計475の企業・団体が参加した国内最大級のイベントが終わるにあたり、自工会の会長でありトヨタ自動車の会長でもあり、またマスタードライバー・モリゾウでもある豊田章男会長のコメントをお伝えしたい。

文/ベストカーWeb、写真/西尾タクト、日本自動車工業会

■「スバルドライバーにオーディション中のモリゾウです。来年の採用、よろしくお願いします」

 本記事アイキャッチ写真はジャパンモビリティショー(東京ビッグサイト)「モータースポーツ(屋外)デモラン走行」での、関係者駐車場での一コマ。マスタードライバーとして新型センチュリー(!)を街乗りで最終確認している(!!)という、モリゾウ氏(豊田章男会長)とのワンショット。

 先日、この新型センチュリーの最終確認のための試走で、夜、首都高大黒ふ頭P.Aへ立ち寄ったところ、ファン(??)から一緒に写真をと頼まれた経験を報告(SNSでめちゃくちゃバズってました)。「大変勉強になりました」(byモリゾウ)とのこと。

 そんな豊田会長、ジャパンモビリティショー最終日も(なんとスバルWRXのラリー車で(!))デモランを披露し、以下コメント。

(スバル車に乗ってみて)
「今日、最初はスバルに乗せてもらいました。どなたも私が運転してるとわからないなかで乗るのが、少し気持ち良かったですね(笑)」

(新井敏弘さん談:実は(豊田会長は事前に)一度も乗ってない。初めて乗って、シートもわからない、サイドブレーキどこ? というところから(始まって、走り出したらすぐ)、全然普通に乗ってます。最初のコーナーでもう大丈夫でした(笑))

なんてしあわせなカットなんですか…これぞ「競争と協調」の象徴
なんてしあわせなカットなんですか…これぞ「競争と協調」の象徴

(デモランの締め)
「今日が(ジャパンモビリティショーの)最終日となりましたけど、クルマ大好き、運転大好き、モータースポーツ大好き、応援したい、という人が集まっていただいています。初めてこうしてエキサイティングな姿に接した方もいたと思います。」

「楽しいですから、仲間になりましょう!」

 この日、公式カメラマンに向かって「スバルドライバーにオーディション中のモリゾウです。来年の採用、よろしくお願いします」と語っており、その様子をGazoo Racing公式アカウントで発信。マジかよ。お茶目なサービストークの中に、「みんなで一緒に盛り上げる、未来はみんなでつくる」という、今回のモビリティショーの理念を見た。

 なお来週末は愛知・岐阜でWRCシーズン最終戦「ラリージャパン」が開催されます。

 冒頭にお伝えしたとおり、今回のジャパンモビリティショーの累計入場者数は約111万2000名。当初の目標(100万人)を大きく超え、さらにブース出展やビジネスマッチングを経た商談の継続数は430件以上だという。

 新しい未来は、すでに動き出している。

 また、豊田会長は最終日にトヨタブースにも訪れ(忍者じゃないんですから…)、最後のステージに立って以下コメント。

「ジャパンモビリティショー、各ブースのパフォーマンスの最後のトリを、トヨタブースが務めさせていただきました。気分はパリコレのモデルさんと一緒に出てくるデザイナーですが、皆さんを前にすると、本当に感謝の言葉しかありません」

(会場から大きな拍手)

「ジャパンを代表し、モーターショーからモビリティショーに。そんな変化を(トヨタブースのステージでは)ダンスで表現しました。そこには、我々の仲間がいっぱい作った商品がありました。今回のショーは本当に多くの人に支えられたと思います」

(サポートメンバーの呼び込み)

「あえて”裏方”と呼ばせていただきます。表のダンサーとともに、皆さんの笑顔をいただくために、精一杯務めさせていただきました。本当にありがとうございました!」

(会場から長い拍手)

「モビリティショーは今日、終わりますが、ここで得た皆さまの笑顔、応援は、ここにいるスタッフも、現在壇上に登れないスタッフも、全員、ありがとうございましたの気持ちでいっぱいです。本当にご来場ありがとうございました」

「どこかでお会いした時に、お声がけいただきたいです。我々も皆さんのお顔を覚えている時、お声がけします。そんな時”こんにちは、これやってくれてありがとう”、そんな言葉から未来づくりの物語を一緒に作っていきたいと思います。本当にありがとうございました。」

マツコ・デラックス氏と豊田章男会長が最終日に「大反省会」と名付けたトークセッションを実施、大変盛り上がりました
マツコ・デラックス氏と豊田章男会長が最終日に「大反省会」と名付けたトークセッションを実施、大変盛り上がりました

 最終日のセッションのひとつである「ジャパンモビリティショー大反省会」では、「このイベントが”ビジネスにおける出会いの場”になるのであれば、(現在の「2年おき」ではなく)毎年開催してもよいのではないか」というプランも飛び出た。

 豊田章男氏の自動車工業会会長の任期は2024年5月まで。次世代にバトンを渡すのも大切だけど、もうちょっとだけ続投してくれると嬉しいです。もし来年もこのイベントをやるなら「ベストカー」も出展を狙うので、一緒に盛り上げましょう!

【画像ギャラリー】豊田章男会長と大反省会とデモランと、クルマ好きが集う画像集(8枚)画像ギャラリー

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