いまや7割が利用ってマジか!!「残価設定ローン」で得するクルマと損するクルマ


■「返却」時に問われる

 ただし満期に「返却」を希望する場合には一定の条件がある。 ローンの返済期間終了後に、残価設定時の条件にあてはまっていないと、差額分の支払いが発生する。

 たとえば、契約時に定めた走行距離をオーバーして走っていたり、事故などを起こしてキズやへこみが入り車両の評価額が下がっていたりした場合は、契約満了後、追加で精算が発生する場合がある。

「返却する場合には、月間走行距離が1000kmまでという条件があり、5年では6万kmが上限となります。内外装減点という車内外のキズやへこみ、シートのよごれなどのチェックでは150点以内であれば問題ありません。5年後に走行距離が8万kmになってしまったような場合は2万km分が超過分となります。超過分は1kmごとに清算金を支払うことになります」(ディーラー担当者)

「清算金を払うぐらいなら買取りたい」というユーザーもおられるだろう。買取りをするためには一括と再分割があり、トヨタモビリティ東京の場合、再分割はこれまで支払ってきたローンの期間をいれて84回(7年)が上限となっている。

 査定額はクルマの状態によってかなり違うという。世間では「査定を受ける前にはきれいに洗車した方がいい」「内装のビニールははがさないで使ったほうがいい」(同)などさまざまなことがささやかれている。

「確かに査定によって下取り価格はかなり変わってきます。世間でいわれているような『洗車』したからといって査定額が大きく変わるようなことはありません。まして内装のビニルカバーを付けたままで使用してしまうと、せっかくのシートの風合いのよさを味わうことが出来なくなってしまうので決してお勧めしません。事故がなかったとかキズ、へこみがない、内装で焦げやシミがないという点が重要です。経年劣化は減算額に入っています。きれいに洗車すると心証はいいですが逆に傷がめだってしまうかもしれません」(同)

 普通に使用していれば査定額が残価を大きく下回るという事はないという。しかし事故で車両が全損になった場合などは返却する車がないため残価の分の支払いが発生するうえ、残価設定ローンも一括返済しなければならない。こうした状況を踏まえ、車両保険の加入は肝要だ。

 残価設定ローンは、税金や車検費用、メンテナンス費用は含まれていない。そうした費用を含めて毎月一定額支払うようなスタイルをお好みの方は、カーリース(サブスクリプション)をお勧めしたい。そのぶんも含めて毎月分割で支払える特徴があるからだ。

 残価設定ローン(クレジット)と、カーリースの違いも把握しておきながら、自分のライフスタイルにあったローンを選ぶことが大切なのではないだろうか。

【画像ギャラリー】残価が高い!! 残価設定ローンのほうがお得なことが多いトヨタ7車種(9枚)画像ギャラリー

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