2024年10月31日より発売となった三菱自動車のフラッグシップSUV、新型アウトランダーPHEV。現行型が登場して2年のタイミングで大幅マイナーチェンジを実施、PHEV専用バッテリーの開発や欧州向け仕様も用意することから性能は大幅に向上し、発売に先駆けて実施した先行受注は約3400台(月販目標1000台)に達した。
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄、三菱自動車、ベストカーWeb編集部
■「仙台まで…といわず青森でも北海道でも」
初の大幅マイナーチェンジを実施した三菱アウトランダーPHEV。かつてSUVのプラグインハイブリッド車といえば三菱とアウトランダーの独壇場であったが、いまやトヨタや日産、マツダが参入し、激戦区となっている。
そんな過密な市場でも安定的に売り上げを伸ばし、性能に磨きをかけてきたアウトランダーPHEV、今度の進化ははっきりいってすごい。
PHEV専用バッテリーを採用することでEV航続距離は102kmまで伸び(ガソリンを併用した総航続走行は1000kmを超える)、ランサーエボリューションやパリダカで培った電子制御AWDの性能とあいまった走行性能は、現時点での電動SUVの最高到達点のひとつと言える。
そんな新型アウトランダーPHEV、10月31日の発売に合わせて、11月1日に新TVCMのメディア向け披露会を都内で開催した。新CMの主演を担当するのは、2005年に初代アウトランダーのCMも担当していた江口洋介氏。
イベントに登壇した江口氏は、「新CMは軽井沢で撮影、車内でゆっくりした時間をすごしたが、ラグジュアリーさに驚きました。(江口さんが出演した初代は)スポーティな印象を持っていたんですが、とても豪華で、これならどこまでも乗っていける、という印象です。走行性能も、三菱さんといえばパジェロやパリダカのイメージ。そういったノウハウが詰め込まれたクルマで、乗っていただければそれを感じていただけると思います」と語った。
CMはそんな江口氏と声優でありナレーターであり俳優でもある大塚明夫氏との対話風景。
また、本イベントには2024年パリ五輪女子柔道48kg級で金メダルを獲得した角田夏実選手も登壇。なんとプライベートでアウトランダーのガソリン車に乗っていて、この10月に新型アウトランダーPHEVを注文したという。「出稽古で、自分で運転して仙台まで走ることがあるのですが、このアウトランダーPHEVなら青森でも北海道でも行けそうで、楽しみです」と語った。これガチなやつだ。
本記事を作成している担当編集者も新型(マイチェン後)アウトランダーに乗ってみたが、動力性能はすさまじく向上している。車両本体価格は5,263,500円~6,685,800円(消費税 10%込)だが国から55万円の購入補助金が出る。この価格帯では随一の買い得感といえる。駐車場にコンセントが設備できる方はぜひ第一候補としてお勧めします。
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