ハイブリッドのクロスオーバー。ベストカー本誌では「プリウスベースのクロスオーバー」として注目を集めていたC-HRのデビューが間近に迫ってきた。そして先日愛知県で行われた新城ラリーでなんとモリゾウ選手(豊田章男社長)が競技仕様のC-HRをドライブした。ベストカーに先駆けてその様子を少しお見せしよう。
文:WEBベストカー編集部/写真:池之平昌信(C-HR写真)、西尾タクト(新城ラリー関連写真)
このスタイリング、ただものじゃない
C-HRのパワートレインはプリウスでおなじみの1.8Lハイブリッド、そしてオーリスと同じ1.2Lのダウンサイジングターボの2本立てだ。さらに特筆すべきはそのエクステリア。なんだかトヨタらしからぬ雰囲気で、楽しそうな予感が満ちあふれている。
随所にクルマとしてのこだわりが見られるが、もっともわかりやすいもののひとつがエンジンルームではないだろうか。ハイブリッドカーのエンジンルームといえばすべて樹脂カバーで覆われているのが普通。おもしろみのない、単調なイメージしかないがC-HRは少し違う。
ちゃんと配線などがむき出しとなっているのだ。樹脂カバーで覆うほうがノイズなどの観点からしても有利なはずだが、C-HRの場合は大きくエンジンを露出をしている。当然ながらこれは偶然の産物ではなく、エンジンルームの見せ方までトヨタがこだわった結果だろう。こんな遊び心にもどこか魅力を感じてしまうクルマだ(写真はすべてプロトタイプ)。
さっそく競技仕様がデビュー!?
さらに驚くべきことに、先日愛知県で行われた新城ラリーでモリゾウ選手が自らハンドルを握り、C-HRの競技車両をお披露目したのだ。しかも欧州仕様の6MTをベースに、フルバケットシート、ロールケージを装備。これは来年からのWRC復帰へ向けての布石か!?
マッドフラップまで装備してすぐにでも全日本ラリーにも出られそうだ。今後C-HRのスポーティモデルが出ることになるのだろうか。
詳しいレポートはベストカー12月26日号(11月26日発売)で掲載予定なので、お見逃しなく!!
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