超新星 新型タフトはハスラー対抗の切り札となるか!?


先駆者ハスラーとタフトはどう違う?

新型ハスラー。人気モデルであり、軽SUV市場を切り開いた初代の後を継ぎ、2020年1月20日発売となる

 注目されるのは、ライバルとなる「ハスラー」の存在だろう。軽クロスオーバーワゴンという点では、全く同じカテゴリーを攻めている。しかし、両方を見比べてみると、ハスラーとタフトのポジションが微妙に異なることに気が付かされる。

 ハスラーは、第2世代へと成長。遊べる軽というスタイルを確立し、その持ち味を深化させてきた。より内外装の質感も高まり、彩も豊かになった。何より後席の快適性や使い勝手も充分に加味した作りである。その違いを見ていくと、ハスラーは後席も左右独立スライド機構まで備える。

新型ハスラーのインパネ。こちらはジープ レネゲードなどに通ずるカジュアルさを感じさせる意匠

 一方、タフトは、左右独立可倒式ではあるものの、スライド機構が省かれているようなのだ。内外装の色で遊べる洒落っ気やおもてなし度は、断然ハスラーの方が上だ。

 しかし、道具としてみると、タフトのストイックな部分の魅力もひかる。シンプルなインパネは、よりまわりの景色の変化を意識させ、自然と一体となりやすいだろう。

 後席の存在を忘れれば、2名分の旅の荷物も存分の飲み込んでくれる。堅牢な見た目は、男女問わずフィットするし、冒険心も駆り立ててくれる。

 誤解がないように付け加えておくと、ハスラーの戦略は、ジムニーあってこそのものだからだ。一方、ダイハツは、イメージリーダーとなるSUVを持たないので、そのイメージ作りも重要だからだ。

SUV風なら「ハスラー」、クロカン風なら「タフト」

写真は初代タフト(1974-1984年)。往年の車名が25年の時を経て蘇る

 結論を言えば、ユーザーの使い方次第で、その選択が、はっきりと分かれるだろう。大まかにいえば、SUV風味ならハスラー。クロカン風味ならタフトということになりそうだ。

 タフトは、2020年半ばの発売に向けて、開発も最終段階に差し掛かる。道具のような相棒を謳うだけに、その価格も注目される。ここがぐっと魅力的だと、アウトドアライフを楽しむユーザーの心をぐっと惹きつけることができそうだ。

 最後に走りについて触れておくと、開発者は「充分期待してください」と力強く語ってくれた。市販車の仕様がどう作り上げられるのか、今から楽しみだ。

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 スズキの新型ハスラーは1月20日に発売開始。一方、新型タフトの発売は2020年央(編注:6~9月頃か)と公表されている。今後の動向にも注目だ。

【画像ギャラリー】新型タフトコンセプトVS新型ハスラー 外から中まで徹底比較!!