GRヤリスは必達の生産台数あり! 市販化も充分あり得る
「GRヤリス CVTコンセプト」が市販化される可能性は大いにあると思う。その理由としては、以下の2つが浮かぶ。
・前述したライトなキャラクターのGRヤリスがあったら、WRC(世界ラリー選手権)を走っている車というイメージの高さも含め、適価であれば需要はそれなりにあること。
・GRヤリスは、WRC参戦のため形式認定(=ホモロゲーション)を取得しなければならない。ホモロゲーション取得にはベース車となるモデルが連続した12カ月間に2500台以上、車種全体で2万5000台以上という生産台数が必要だ。
そのため、2020年夏に発売されるGRヤリスのRZ系の生産(≒販売)状況によっては、それこそライトでRZ系より量販が期待できるCVTコンセプトが早期に市販化されれば、ホモロゲーション取得の大きな後押しにもなり得ること。
上記を考慮すると、「GRヤリス CVTコンセプト」が市販されるのであれば、標準型ヤリスの1.5L・NAエンジン車の最上級グレードが約190万円というのを基準にすると、手が込んでいる車である点や6速MTの設定も含め、価格は240万円程度なら嬉しい。
なお、車重はボディの材質置換により軽量になる可能性と、ワイドボディやダブルウィッシュボーンのリアサスペンションといった重量増を差し引きし、標準型ヤリスの1.5L・NAエンジン車と同等の1トン前後を期待したい。
ここからは完全な筆者の願望となるが、GRヤリスにはRZ系とCVTコンセプトの中間となる1.5Lターボエンジン(最高出力は180馬力くらいか)+FFで、価格は290万円程度という仕様があってもいいのではないかと思う。
こうした仕様があれば、GRヤリスはハイパワーFFという世界観も提案でき、さらに面白い車になりそうな予感がする。
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GRヤリスは、東京オリンピックが開催されるメモリアルイヤーに日本車に現れた超大物新車だ。それだけにCVTコンセプトの市販化も含め、現実的な価格で日本の自動車業界を盛り上げてくれるモデルに育つことを願う。
そんな楽しい自動車業界が循環し始めるように、自分の使い方に合致するモデルであれば、ぜひGRヤリスを自分のものにして欲しい。
ちなみに、筆者はそうした可能性にも共感したこともあり、GRヤリス「RZハイパフォーマンス」を先行予約している。
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