効率のいい1.8Lのフルハイブリッド!
新型クリオのパワートレインの頂点に立つのが「E-Tech 160hp」。1.8L直噴アトキンソンサイクル4気筒エンジンに1.4kWhバッテリーで駆動する2基の電気モーター(新設計の冷却システム搭載)を組み合わせたフルハイブリッドのE-Techエンジンだ。
これにF1の技術に着想を得た独自の「クラッチレス・マルチモード・インテリジェント・ドッグボックス」の組み合わせている。このギアボックスは、電気モーター用に2つ、内燃エンジン用に4つのギア比を組み合わせ、モーターとエンジンの15通りの組み合わせのなかから最適な走行モードを自動的に選択している。
システム出力は先代に比べ15ps/22Nm向上した160ps/170Nmを発生。燃費は100kmあたり3.9L(約25.6km/L)という低燃費を実現。また、市街地や郊外の道路では、80%をEVモードで走行できる。このほか、6MT&DCTを装備した1.2L直3ターボやLPG仕様のECO-Gをラインナップ。
この「E-Tech 160hp」は2024年にルノーグループと中国の吉利(GEELY)ホールディングが設立した合弁会社、「ホースパワートレイン」が製造したエンジンである。
ルノーによれば、新型クリオについて「CFM-Bプラットフォームをベースに、俊敏なシャシーとワイドなトレッドを最大限に活用できるように設計しました。我々エンジニアは、ファーストクラスの快適性、セグメントをリードするダイナミックなハンドリング(デザインからもわかる通り)、そして綿密に設計された防音性能を実現するために努力してきました。新型クリオはこれまで以上に多用途に使用でき、混雑した市街地での通勤から開けた道路での長距離ドライブまで楽しんでいただけると思います」。
さて気になる発売時期だが、欧州では2026年初頭に発売予定とアナウンスされている。日本には2026年中の導入と予想。


コメント
コメントの使い方明らかにデザインとして1クラス上げてきた訳ですが、それは前提とする価格が1クラス上がっているから可能だったという事で。
価格上昇がどの程度なのか、庶民の車で収まっていてくれるのかどうか、ライバル比では? そこが焦点だと思います