ポルシェの旗艦SUV「カイエン」にBEVモデルがデビューした。日本では扱いやすいマカンが人気だが、やはりフラッグシップは風格が違う。革新の技術と驚きの新装備を満載したその全貌をチェックしてみよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ポルシェ
【画像ギャラリー】お写真大量! 新型カイエンの細かいところたっぷり見てよ!(39枚)画像ギャラリーフラッグシップSUVのBEV化がついに実現
ポルシェジャパンが発表した新型カイエン・エレクトリックとカイエン・ターボ・エレクトリックは、日本市場における2台目のフル電動SUVとして登場した。
すでにマカンのBEVが存在するため“初の電動SUV”ではないものの、カイエンはブランドの旗艦モデルであり、そのBEV化はポルシェの未来を象徴する大きな転換点となる。性能・利便性・快適性・デジタル体験など、あらゆる要素が刷新され、電動時代にふさわしいフラッグシップへと進化した。
なおカイエンについては、内燃エンジンモデルやハイブリッドモデルも継続して販売される。ユーザーが自分に最も合ったパワートレインを選べるようにするというポルシェの戦略は、日本市場における多様なニーズにも適応した柔軟な体制と言える。
驚異的な性能を誇る“史上最強級のカイエン”
電動化によってパフォーマンスが低下するどころか、カイエンは新たな高みに到達した。
なかでもカイエン・ターボ・エレクトリックは、ローンチコントロール作動時に最高出力850kW(1156PS)、最大トルク1500Nmを発揮し、0-100km/h加速は2.5秒、0-200km/hでは7.4秒という、SUVとは思えない圧倒的な加速力を示す。
リアアクスルモーターを直接オイル冷却する技術など、モータースポーツ由来のノウハウが随所に投入されている点も興味深い。
通常走行では630kW(857PS)を発揮し、さらに“プッシュ・トゥ・パス”機能により130kWが10秒間追加されるため、追い越しや合流時に余裕が生まれる。
ベースモデルのカイエン・エレクトリックも300kW(408PS)、ローンチ時325kW(442PS)の出力を持ち、0-100km/hを4.8秒で駆け抜ける充実ぶりだ。
回生能力も最大600kWと強力で、日常的なブレーキ操作の約97%をモーターのみで処理できる。効率面でも大きな進化を遂げている点は、電動SUVとしての完成度の高さを示している。
充電体験は新時代へ。ワイヤレス充電まで搭載
搭載される113kWhの高電圧バッテリーは、両面冷却構造によって安定した熱管理を実現する。欧州仕様値では最大642km(ターボは最大623km)の航続距離を達成し、長距離移動の信頼性も大きく向上した。
800Vアーキテクチャにより最大390kW、条件次第では400kWの高出力充電にも対応し、10〜80%の充電を16分以内で完了できる充電性能は業界トップクラスだ。ただしこれらの値は欧州仕様であり、充電環境の異なる日本では別仕様になる可能性が高い。
さらに今回のカイエンは、ポルシェとして初めてワイヤレスの誘導式充電をサポートする点も新しい。充電用のフロアプレート上に停めるだけで最大11kWの充電が自動で始まり、毎日の使い勝手が飛躍的に向上する。










































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