ロータスの最新ラインアップのフラッグシップモデルである「エヴォーラ」に、新グレード「GT 410」が投入された。
新グレードでは、エヴォーラのシャシー性能をより高いレベルで維持しながらも、コンフォート性能も考慮したグランドツアラーの色合いが強められたモデルになっているという。
最もオールマイティなロータスといえる「エヴォーラGT 410」の仕様とは!?
文:大音 安弘、写真:エルシーアイ
【画像ギャラリー】コンフォータブルなロータス! エヴォーラGT 410をチェック
コンフォートな味わいを持つフラッグシップスポーツ
ロータスのインポーターであるエルシーアイは、2020年4月22日(水)、ロータスのフラッグシップモデル「エヴォーラ」に、新グレード「GT 410」を追加し、同日より受注を開始した。
価格は、1397万円(6速MT仕様) 。オプションで、6速ATの選択も可能だ。
個性の異なるふたつの”GT 410”
エヴォーラは、ロータスのフラッグシップスポーツであると共に、唯一の4シーターモデルだ。2009年のデビュー以来、改良が重ねられ、進化を続けてきた。
2011年には、ATモデル「IPS」を投入し、ユーザーの拡大を図るなど、新たな取り組みも行っている。
大幅改良が加えられたのは、2015年登場の「GT 400」で、フェイスリフトを実施するとともに、エンジンをスーパーチャージャー付きへと換装し、パフォーマンスを強化。
その後も、新グレードを追加するなど、パフォーマンスの追求が図られてきた。
そんなエヴォーラの最新ラインアップは、スポーツ性を際立たせた「GT410スポーツ」に加え、新登場のコンフォート指向を強めた「GT 410」の2モデルが中心となる。
新モデルGT 410の特徴は!?
エクステリアデザインは、エヴォーラ共通のものだが、フロントアクセスパネル、ルーフ、テールゲートをGFRP製(ガラス繊維強化プラスチック)に変更。
さらにボディ同色仕上げを標準とすることで、流麗なスタイルを強調し、エレガントなスポーツクーペに仕立てている。
エンジンスペックは、GT 410シリーズ共通のものとなり、3.5LのV6DOHCスーパーチャージャーエンジンを搭載。最高出力416ps/7000rpm、最大トルク420Nm/3500rpmを発揮する。
トランスミッションは、6速MTが標準だが、オプションとして、パドルシフト付き6速ATも用意する。
トランスミッションによるエンジンスペックの変化はないが、トップスピードは、MT仕様が305km/h、AT仕様が275km/hとそれぞれ異なる。
足回りは、スプリングがアイバッハ製、ダンパーがビルシュタイン製となる点は共通するが、セッティングをコンフォート指向に変更。
組み合わされるタイヤも、ミシュランパイロットスポーツ4Sとし、高いスポーツ性を維持しながらも、同時に快適性も重視した仕様としている。
インテリアでは快適性を意識し、スパルコ製リクライニング対応スポーツシートを標準化。レザー調のシートや本革巻きステアリングなど、高級感も高めている。
また快適装備として、ケンウッド製SDナビゲーションシステムと光ビーコン対応のETC2.0車載機を標準化するなど、基本装備も充実している。
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