2026年5月21日に発売された新型マツダCX-5で、内装の印象を大きく変えたのがセンターディスプレイだ。SとGは12.9インチ、Lは15.6インチを標準装備。先代までのマツダコネクトといえば、手元のコマンダースイッチで操作するイメージが強かったが、新型では画面タッチを中心とした新世代インターフェースへ大きく舵を切った。これは進化か、それともマツダらしさの薄まりなのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ずいぶんとスッキリしたなぁ!! 新型CX-5のインパネまわりが革新的!? 先代と写真で比べてみて!(11枚)画像ギャラリー12.9インチでも十分大きい!! Lの15.6インチはもはやリビング感覚
新型CX-5は全長4690mm、全幅1860mm、全高1695mmのミドルSUV。価格はSが330万円、Gが352万円、Lが407万円からだ。注目は、エントリーのSでも12.9インチセンターディスプレイを標準装備すること。330万円のベースグレードでこの画面サイズなら、見た目の新しさはかなり強い。
12.9インチは、ナビ地図やオーディオ、車両設定を表示するには十分以上のサイズだ。スマホ世代にとっては、画面を直接触って操作するほうが自然に感じる場面も多い。助手席から目的地を入れたり、停車中にメニューを選んだりするなら、従来のコマンダースイッチより直感的だろう。
一方、Lに標準装備される15.6インチはさらに別格だ。数字だけ見ると「デカすぎないか?」と思うが、室内に入るとインパネ全体の主役になる。映像や地図の見やすさはもちろん、助手席や後席からも情報が見えやすい。新型CX-5のインテリアを“今どきのSUV”に見せている最大の装備といっていい。
コマンダースイッチ卒業は寂しいが、使いやすさは現代的だ
ただし、マツダ好きほど気になるのが操作系の変化だ。先代までのマツダコネクトは、センターコンソール上のコマンダースイッチで操作するのが基本だった。視線移動や手探り操作に配慮した、いかにもマツダらしい考え方だ。だから新型で画面タッチ中心に切り替わったことに、寂しさを感じる人は少なくないはずだ。
とはいえ、ナビ、音楽、スマホ連携、車両設定まで機能が増えた今、ダイヤル操作だけで全部をこなすのは少し遠回りに感じる場面もある。タッチ操作なら、やりたいことへ直接アクセスできる。さらに音声認識やステアリングスイッチも組み合わせれば、走行中の操作負担も抑えられる。ここは「マツダが変節した」というより、ユーザーの使い方に合わせて現代化したと見るべきだ。
もちろん、物理スイッチ派には慣れが必要だ。指紋も付くし、走行中に細かい操作をしたくなる場面では、コマンダースイッチの安心感が恋しくなるかもしれない。
それでも、大画面化とタッチ操作への移行は、新型CX-5の内装を一気に若返らせた。SやGでも十分に新しい。Lならさらにプレミアム感が増す。新型CX-5のインテリア進化は、マツダらしさを捨てたのではなく、マツダコネクトを今の時代へ合わせ直した一手だ。
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